出版社内容情報
空前絶後のわかりやすさ、驚天動地のおもしろさ!
地球最大の装置で、宇宙最小の物質を捕まえる!? 伝説の名著がついに文庫化!
「物理学者が書いた一般向けの物理の本を、不真面目で頭の悪い高校生だった僕は、最後まで読み通せませんでした。理由が大人になってわかりました。
その先生方は頭が良すぎたのです。
僕の強みは、「物理の本を読んでも、よくわからなかった」という、偉い先生方はたぶんしていないだろう経験をしていることです」(「はじめに」改変)
第一章 この世でもっとも大きく、もっとも精密な機械
第二章 人は、「小ささ」をどこまで想像できるか?―素粒子概論
第三章 「知」が切り拓かれる瞬間―スーパーカミオカンデはニュートリノをいかに捕らえるか?
第四章 100年後の世界のための物理学―相対性理論と宇宙について(ライトセイバー同士がぶつかると、ほんとに弾き合うんですか? オーロラに触れると、雷と同じように感電するんですか? ほか)
(文庫化に際し、補章も付す)
内容説明
一周1.6キロの装置内を2秒間で30万周しながら加速した1000兆分の1メーターの陽子を壁にぶつけ、そうして生まれたニュートリノを300キロ離れたスーパーカミオカンデに飛ばす!?この世でもっとも大きな装置で行われる、この世でもっとも小さなものをつかまえる「すごい実験」の魅力に、異端の天才物理学者が迫る!
目次
第1章 この世でもっとも大きく、もっとも精密な機械―J‐PARCはニュートリノをいかに作り出すか?
第2章 人は、「小ささ」をどこまで想像できるか?―素粒子概論 原子からクォークまで
第3章 「知」が切り拓かれる瞬間―スーパーカミオカンデはニュートリノをいかに捕らえるか?
第4章 100年後の世界のための物理学―相対性理論と宇宙について
補章 我々はなぜ存在しているのか―物理学最大の謎に挑む闘い
著者等紹介
多田将[タダショウ]
1970年大阪府生まれ。京都大学大学院理学研究科博士課程修了。博士(理学)。京都大学化学研究所非常勤講師を経て、現在、高エネルギー加速器研究機構素粒子原子核研究所准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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