出版社内容情報
私は心底から講釈が好きなのです――。多彩な趣味と遊興に明け暮れた明治生まれの「若だんな」が、芸の道へと飛び込んだ。貞山・伯鶴・初代山陽ら名人の教えを胸に大戦を生き延び、戦後は講談界再興を目指して柔軟な改革と挑戦を重ねた。講談を愛し、講談に尽くした「革命児」二代目神田山陽の破天荒な一代記。〈解説〉六代目神田伯山/長井好弘
内容説明
私は心底から講釈が好きなのです―。多彩な趣味と遊興に明け暮れた明治生まれの「若だんな」が、芸の道へと飛び込んだ。貞山・伯鶴・初代山陽ら名人の教えを胸に大戦を生き延び、戦後は講談界再興を目指して柔軟な改革と挑戦を重ねた。講談を愛し、講談に尽くした「革命家」二代目神田山陽の痛快な一代記。
目次
釈場通いの豆定連
のんびりムードの釈場風景
五月の鯉―啖呵の魅力
下町っ子
おやじと私
学校出たり入ったり
ダンスに明け暮れ
若社長のお粗末
しるこ屋の娘
新婚生活〔ほか〕
著者等紹介
神田山陽(二代目)[カンダサンヨウ]
1909(明治42)年、中国・大連生まれ。旧制日本大学商学部中退。大陸向けの書籍取次を担った「大阪屋号書店」の跡継ぎとして家業を手伝うかたわら、講談の発展に力を尽くす。「品川連山」の名で高座にも上がり、42(昭和17)年に真打ち昇進。48(昭和23)年に三代目神田小伯山、55(昭和30)年に二代目神田山陽を襲名する。91(平成3)年、日本講談協会会長に就任。2000(平成12)年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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