出版社内容情報
一九五六年の「新人の季節」から六九年の「守るべきものの価値」まで、単行本・全集未収録の三編を含む全対話九編を初集成。戦後日本の二大スタア作家による競演。七〇年の「士道について」の公開状、石原のロングインタビューを併録する。文庫オリジナル。
■目次
【Ⅰ】
新人の季節/七年後の対話/天皇と現代日本の風土/守るべきものの価値
【Ⅱ】
モテルということ/新劇界を皮肉る
*
作家の女性観と結婚観/「教養」は遠くなりにけり/あゝ結婚
【Ⅲ】
士道について――石原慎太郎氏への公開状(三島由紀夫)
政治と美について――三島由紀夫氏への返答(石原慎太郎)
【あとがきにかえて】
三島さん、懐かしい人(石原慎太郎)
内容説明
一九五六年の「新人の季節」から六九年の「守るべきものの価値」まで、全集未収録の六編を含む全九編の対話を初集成。戦後日本を象徴する二大スタア作家による競演。三島事件五ヵ月前の士道をめぐる論争と、石原のロングインタビューを併録する。
目次
1(新人の季節;七年後の対話;天皇と現代日本の風土;守るべきものの価値―われわれは何を選択するか)
2(モテルということ;新劇界を皮肉る;作家の女性観と結婚観;「教養」は遠くなりにけり;あゝ結婚)
3(士道について―石原慎太郎氏への公開状;政治と美について―三島由紀夫氏への返答)
著者等紹介
三島由紀夫[ミシマユキオ]
1925(大正14)年東京生まれ。本名・平岡公威。東京大学法学部卒業。在学中の44(昭和19)年に創作集『花ざかりの森』を刊行。47年大蔵省に入り翌年退官。49年刊行の『仮面の告白』で名声を確立。以後、『潮騒』にて新潮社文学賞、『白蟻の巣』にて岸田演劇賞、『金閣寺』にて読売文学賞、『絹と明察』にて毎日芸術賞、『サド侯爵夫人』にて芸術祭賞などを受賞した。68年、「楯の会」を結成し、70(昭和45)年、『豊饒の海』を脱稿後、自衛隊市ヶ谷駐屯地で自決
石原慎太郎[イシハラシンタロウ]
1932(昭和7)年神戸市生まれ。一橋大学在学中に『太陽の季節』で芥川賞を受賞。68年に参議院議員に当選し、その後衆議院議員として環境庁長官、運輸大臣などを歴任。99(平成11)年から2012年まで東京都知事を務める。その後、衆議院議員として国政に復帰し、14年、政治家を引退。主な著書に『化石の森』(芸術選奨文部大臣賞)、『生還』(平林たい子賞)、『弟』(毎日出版文化賞特別賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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