出版社内容情報
わが国最初の正史。720年(養老4年)5月、舎人親王らが完成させた。神代から持統天皇の代までを漢文で編年体で記す。30巻。添えられた系図一巻は散逸。六国史の第一で、『日本紀』とも呼ばれ、『古事記』と併せて「記紀」という。しかし編集に使われた資料は『古事記』のように特定の帝紀や旧辞だけでなく、諸氏や地方の伝承、寺院の縁起、朝鮮や中国の歴史書なども参照している。
上巻は、神代(巻第一)~武烈天皇(巻第十六)を収録。
内容説明
わが国最初の正史。神代から持統天皇の代までを漢文による編年体で記す。本書は、日本古代史の専門家による現代語全訳で、史料学的な注釈と解題を付す。上巻は天地開闢、国生みにはじまる神代紀、そして神武東征から武烈天皇までを収録。
目次
神代(上;下)
神日本磐余彦天皇―神武天皇
神渟名川耳天皇―綏靖天皇
磯城津彦玉手看天皇―安寧天皇
大日本彦耜友天皇―懿徳天皇
観松彦香殖稲天皇―孝昭天皇
日本足彦国押人天皇―孝安天皇
大日本根子彦太瓊天皇―孝霊天皇
大日本根子彦国牽天皇―孝元天皇
稚日本根子彦大日日天皇―開化天皇〔ほか〕
著者等紹介
井上光貞[イノウエミツサダ]
1917年(大正6年)東京生まれ。東京帝国大学文学部国史学科卒業。専攻は日本古代史、仏教史。東京大学教授を退官後、国立歴史民俗博物館の初代館長を務める。1983年(昭和58年)死去
川副武胤[カワソエタケタネ]
1922年(大正11年)東京生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。記紀を中心とする日本古代の思想・文化を専攻。山形大学、就実女子大学の教授を歴任。1993年(平成5年)死去
佐伯有清[サエキアリキヨ]
1925年(大正14年)東京生まれ。名古屋大学文学部史学科卒業。北海道大学、成城大学の教授を歴任。『新撰姓氏録の研究 考証篇』で日本学士院賞を受賞。2005年(平成17年)死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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