中公文庫
モンゴル騎兵の現代史―チベットに舞う日本刀

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  • サイズ 文庫判/ページ数 480p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122068636
  • NDC分類 222.6
  • Cコード C1122

出版社内容情報

戦時下、アジアに勢力を広げる日本軍のもとで闘った騎兵は、戦後の中国の支配化で、チベット制圧に加わることとなった――。その波乱と悲劇の歴史を追う。

内容説明

戦時下、アジアに勢力を広げる日本軍のもと、軍官学校で学び闘ったモンゴル騎兵たち。戦後、彼らは中国の支配下で、今度はチベット制圧に加わることとなった―。今もなお叶えられない民族統一という夢。その波瀾と悲劇の歴史を追う。

目次

はじめに―日本人よ、「モンゴル」を忘れないでほしい!
第1部 民族の自決(青春の習志野;燃ゆる興安嶺;狼煙あがるホルチン草原;馬蹄轟く天安門)
第2部 中国の傭兵(「ヨーロッパの中世よりも暗黒」なチベット;武功輝くタングラ山;血潮滾るジュクンド;サムライたちの崑崙;意気揚々青海湖 ほか)
おわりに―日本人よ、「自虐」にも「自大」にもなるな

著者等紹介

楊海英[ヨウカイエイ]
1964年、南モンゴル・オルドス生まれ。北京第二外国語学院大学日本語学科を卒業後、日本に留学。別府大学、国立民族学博物館・総合研究大学院大学で文化人類学を研究、中京女子大学助教授を経て、静岡大学教授。2000年に日本へ帰化、日本名は大野旭(おおの・あきら)。10年『墓標なき草原―内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録』(岩波書店)で第14回司馬遼太郎賞受賞。15年『チベットに舞う日本刀』で大同生命地域研究奨励賞、樫山純三賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

サケ太

15
めちゃくちゃ骨太。モンゴルによる騎兵への影響。日本軍によるモンゴル軍の近代化。しかし、植民地への干渉が独立運動を過激化させる。中国の介入。その後のモンゴル騎兵の活躍。中国、モンゴル、チベットの近現代を知る事ができる。日本の与えた影響。与えられた影響。あまりにも衝撃的。こんな歴史を知らなかった事に驚いている。2024/08/22

Porco

15
戦後の内モンゴル、そしてチベットの歴史は、ほとんど知る機会がなく、大変勉強になりました。満洲国の興安軍官学校なるものも知りませんでしたし、その影響が長く続いたことも知りませんでした。あと、著者は内モンゴル生まれなのに、日本語の文章がめちゃくちゃにうまい。中国がいかにモンゴル人やチベット人を虐殺してきたかもわかりましたが、文化大革命などでは中国人も数多く殺しているわけで、自国民や自民族の命をどう思っているのか、感覚がよくわかりません。2022/02/09

らい

8
モンゴルの民族統一への悲願と中共の残虐な少数民族の弾圧について書かれたもの。ヤルタ会談の密約で、日本の敗戦後はモンゴル民族としての国家統一ではなく中共に組み込まれることになった内モンゴル国。その政策は非道な限りで、文章は静かな怒りに満ちている。チベットへの侵略に駆り出されて、少数民族同士で闘わされる悲劇。しかもその主要な理由は、鉱山資源があるからだという。中華思想の優越感と、共産主義の革命的思想の組み合わせが、どれだけの破壊と不幸を生んできたことかを思わずにはいられなかった。2022/04/21

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