出版社内容情報
紅輝晶が秘めるは、復讐へと暗く燃え上がる決意――一族を滅ぼされ、光神王を暗殺せんと後宮に入ったハウファ。王を殺せるのはその血を継ぐ者だけと知った彼女はやがて、王の子アライスを産むが、その日、第一妃の元にも王子ツェドカが誕生していた。
『煌夜祭』『叡智の図書館と十の謎』の多崎礼が贈る極上のファンタジー! 【全三巻】
C★NOVELS『夢の上2』改題
内容説明
紅輝晶が秘めるは、復讐へと暗く燃え上がる決意―一族を滅ぼされ、光神王を暗殺せんと後宮に入ったハウファ。王を殺せるのはその血を継ぐ者だけと知った彼女はやがて、王の子アライスを産むが、その日、第一妃にも王子ツェドカが誕生していた。(全三巻)
著者等紹介
多崎礼[タサキレイ]
2006年、『煌夜祭』で第2回C★NOVELS大賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たるき( ´ ▽ ` )ノ
37
なんて魅力的な登場人物たち!!切なすぎる。胸が痛くなる。夢に向かって突き進む人たちの輝きが眩しすぎる。次で結末を迎えるなんて信じられない。一体どうなるの?夢利きをしているのは誰?夜の王は誰?夢中になりすぎて眠れない。2023/11/30
よっち
30
アウニール領を滅ぼされた復讐のため、光神王を暗殺せんと後宮へ入ったハウファ。王を殺せるのは王の子のみと知らされ王の子アライスを産むも、同じ日に第一妃にも王子ツェドカが生まれる第二弾。今回はハウファにより明らかになってゆく過去と、アライスとツェドカを育む複雑な心境の結末、そしてイズガータとアーディーンの関係性に似たアライスとダカールのエピソード。結ばれない身分差の恋は辛いけれど、愛を捧げる彼らは尊い…それでも父に認められたい希望を持ってしまうアライスの愚直っぷりが全然報われてなさげなのが何とも切ないですね。2020/04/26
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21
彩輝晶がまたひとつ花開く。果たされなかった夢はどこから来て、どこへ向かうのか。花開くたびに繋がるセカイの真実。神の正体、そして夜明けを統べるものの正体も朧げに垣間見えるようになった。人はどんな道も選べる。選ぶこととは同時に他を捨て去ることと同義なのか。選ばれなかった道は彩輝晶となりこの世界に残る。その意味を求めて、更に加速して最終巻へ。2023/08/30
かなで
14
ノベルス版で読んでいたけど、再読しても引き込む力がある多崎先生の本。 結末はぼんやりと覚えているものの、やはり続きを読むんだろうなと思う。 手元に残すかめちゃくちゃ悩む。 八百万の神に問う、が文庫化されたら間違いなく買うんだけど…。2020/04/12
ゆうこ
10
『世界の平和を守り、維持していくためには戒律が必要だ。人々にそれを守らせるためには、彼らを監視する神が必要だ。人間の欲望を抑え込むことが出来るのは恐怖だけ。恐怖だけが世界に平和をもたらすことが出来るのだ』こんな歪んだ思いから発生した光神王サマーアの世界。それを打ち砕くことに命をかけた女性と、母の信念を形にした姫。王子として育てられた姫を見守りながら自身の影との両立を成し遂げた騎士。前の話を深掘りするような話の展開にすっかり魅了されています。表紙絵が私の中で思い描く姿とビッタリで。特に騎士ダカールが。2024/07/27
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