中公文庫<br> 日本の文学 (改版)

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中公文庫
日本の文学 (改版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 253p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122068452
  • NDC分類 910.4
  • Cコード C1195

出版社内容情報

ドナルド・キーン氏の没後1年によせての復刊。本書は1952年、京大留学前のキーン氏による、ケンブリッジ時代の講義をもとにした日本文学論であり、もとは英語で刊行された。のちのキーン氏の著作および研究・思考の原点とも言うべき一冊。吉田健一による格調高い名訳とともに、長く読み継がれてきた。


「キーン氏の『日本の文学』は、詩人の魂を以て書かれた日本文学入門で、学問的に精細な類書はこれ以後に出ることがあっても、これ以上に美しい本が出ることは、ちょっと考えられない」――三島由紀夫にこのように言わしめた、日本文学研究者ドナルド・キーンの出発点となった本。『万葉集』『古今和歌集』『源氏物語』から、定家、芭蕉、近松、西鶴、子規など、後年の著者の研究の核となる、日本文学のエッセンスを縦横に論じた文学入門。


 改版に際し、巻末に新たに、吉田健一によるエッセイ「ドナルド・キーン氏のこと」を収録。また新たに、ロバート・キャンベル氏が解説エッセイを寄稿している。

内容説明

三島由紀夫が「学問的に精細な類書はこれ以後に出ることがあっても、これ以上に美しい本が出ることは、ちょっと考えられない」と評した、日本文学研究者としての出発点。後年の研究の核となる、日本文学のエッセンスを縦横に論じた入門書。訳者吉田健一による「ドナルド・キーン氏のこと」、ロバートキャンベル氏による解説エッセイを新収録。

目次

日本の文学(日本の詩;日本の劇;日本の小説;欧米の影響を受けた日本の文学)
海外の万葉集
近松とシェイクスピア
近松と欧米の読者
啄木の日記と芸術
日本と太宰治と『斜陽』

著者等紹介

キーン,ドナルド[キーン,ドナルド] [Keene,Donald]
1922年ニューヨーク生まれ。コロンビア大学、同大学院、ケンブリッジ大学を経て、53年に京都大学大学院に留学。コロンビア大学名誉教授、アメリカ・アカデミー会員、日本学士院客員。文化功労者。勲二等旭日重光章受章。菊池寛賞、読売文学賞、毎日出版文化賞など、受賞多数。2008年文化勲章受章。12年日本国籍取得。19年没

吉田健一[ヨシダケンイチ]
1912年(明治45)、東京に生まれる。吉田茂元首相の長男。暁星中学を卒業ののち、英国ケンブリッジ大学に学ぶ。ロレンス、ヴァレリー等、英仏にわたる翻訳、文芸批評、小説など多彩な文筆活動を行う。『シェイクスピア』『瓦礫の中』で読売文学賞、『日本について』で新潮社文学賞、『ヨオロッパの世紀末』で野間文芸賞を受賞。1977年(昭和52)没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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獺祭魚の食客@鯨鯢

49
 日本文学への造詣は表彰もの。この功績で文化勲章や褒章を受賞。日本に帰化したことは東洋趣味でないことの何よりの証拠である。  ニューヨークの書店で買った源氏物語との出会いが彼の運命を変えた。  日本人は文化へ自己評価が低い。彼が世界へ日本文学を紹介し初めて日本文学の高さを再認識した者もいた。(YMOの世界人気を見て後追いしたのと似ている)  ノーベル文学賞の候補選考に谷崎、川端、三島を挙げた。存命者へ授賞のため三島の自死を悔やんだそうである。  このような日本文化への「理解者」は現れないだろう。2021/12/29

金吾

30
○キーンさんの本を読みますと自分が日本人でありながら日本の文学にいかに嗜んでいないのかがわかります。また文章の美しさを気づかせてくれるので読んでいて楽しいです。第4章、第5章および「近松とシェークスピア」が良かったです。2022/12/10

ロビン

20
アメリカ人にして卓越した日本文化研究者であられたキーンさんのご高名は耳にしていたものの、今までご著作に触れずに来たが、『詩の誕生』で言及されていたので一読。1963年に出版されたものを文庫化したものだが、三島由紀夫が解説を書いているのが凄い。三島も言うように、底知れぬ博学と詩人の濃やかな感性によって日本の文学が語られている素晴らしい本であった。定家、芭蕉、近松、啄木、太宰・・日本人の自分が知らない日本文学の魅力と読み方を教えられた。ただ、俳句や和歌以外の近代詩については言及がほぼないのは残念であった。2023/12/12

果てなき冒険たまこ

1
キーン先生若いね(笑)大好きな日本文学・文化を何も知らない人たちに紹介したいがために解説しまくるけど今や日本人が一番わかってない分野かも。政治家の戯言じゃなくて本当の日本の美しさを残していかなきゃ、日本人として。2023/01/17

果てなき冒険たまこ

0
移動中に読む本を忘れたことに気づいて駅ナカの書店で購入。 キーン先生の初期著作で三島由紀夫が解説。 中身は安定のキーン節だけど正岡子規の項でワーグナーの名前が出てきて、明治の日本人があの大仰なワーグナーをどう聴いてたのかがとても気になった。 明治期ならまだバロックは再評価前だからロマン派が中心か。。 免疫がない状態での体験は刺激的だっただろうしちょっと羨ましい。 さて芭蕉でも読むか。2021/05/15

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