出版社内容情報
極限の孤絶状態に陥り、
酷寒の迷宮に足を踏み入れた私の行く手に
待ち受けるものは――
最初の1ページを読み始めたら、決して後戻りはできない。
予断を揺るがし、世界の行く末を見透かす、
強靱なサバイバルの物語。
この危機は、人類の未来図なのか。
村上春樹が紹介した英国発の話題作、いよいよ文庫化。
内容説明
「私は肝の据わった人間だ。そうでなければやっていけない」―極限の孤絶から、酷寒の迷宮へ。私の行く手に待ち受けるものは。最初の一ページを読み始めたら、決して後戻りはできない。あらゆる予断をゆさぶる圧倒的な小説世界。この危機は、人類の未来図なのか。目を逸らすことのできない現実を照射し、痛々しいまでの共感を呼ぶ、美しく強靱なサバイバルの物語。
著者等紹介
セロー,マーセル[セロー,マーセル] [Theroux,Marcel]
1968年ウガンダに生まれ、英国で育つ。ケンブリッジ大学で英文学、イエール大学でソヴィエト、東欧の国際関係を研究。環境問題や日本の「わびさび」など多様なテーマのドキュメンタリー番組制作に携わり、2002年発表の小説The Paperchaseでサマセット・モーム賞を受賞。『極北』は全米図書賞及びアーサー・C・クラーク賞の最終候補となり、「主要な文学賞が見過ごしている格別に優れた作品」に贈られるフランスのリナペルスュ賞を受賞した
村上春樹[ムラカミハルキ]
1949年生まれ。日本を代表する小説家であると同時に、海外文学の優れた読み手として、カポーティ、フィッツジェラルド、カーヴァー、オブライエン、チャンドラー等の作品を手ずから翻訳、紹介してきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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