出版社内容情報
生涯師と仰いだ森鴎外をめぐる全随筆と大正十一年~昭和三十三年の鴎外忌の日録を収める。向島・玉の井・浅草をめぐる文章と、自伝的作品を併せた文庫オリジナル随筆集。巻末に谷崎潤一郎・正宗白鳥の批評を付す。〈解説〉森まゆみ
内容説明
森鴎外を生涯師と仰いだ荷風。「森先生の伊沢蘭軒を読む」「鴎外記念館のこと」などの随筆、大正十一年~昭和三十三年の鴎外忌の日録を収める。そのほか向島・浅草をめぐる文章と、自伝的作品を併せた文庫オリジナル随筆集。巻末に谷崎潤一郎・正宗白鳥の批評を付す。
目次
1 鴎外先生(鴎外先生;森先生の事;鴎外博士のこと;鴎外全集刊行私記;鴎外全集をよむ;森先生の伊沢蘭軒を読む;東京堂版鴎外選集広告文;東京堂版鴎外選集第八巻解説;鴎外記念館のこと;観潮楼―「日和下駄(第九 崖)」(抄)
仏蘭西人の観たる鴎外先生
隠居のこごと(抄)
七月九日の記
鴎外忌―「断腸亭日乗」より)
2 向島・銀座・浅草(向嶋;百花園;玉の井見物の記;寺じまの記;作後贅言;浅草公園の興業物を見て;浅草むかしばなし)
3 書かでもの記(自伝;書かでもの記;正宗谷崎両氏の批評に答う)
付録(「つゆのあとさき」を読む(谷崎潤一郎)
永井荷風論―文明批評家として(正宗白鳥))
著者等紹介
永井荷風[ナガイカフウ]
1879(明治12)年東京生まれ。高商付属外国語学校清語科中退。1903年より08年まで外遊。帰国して『あめりか物語』『ふらんす物語』(発禁)を発表。10年、慶應義塾大学教授となり『三田文学』を創刊。12年、文化勲章受章。59(昭和34)年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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