中公文庫<br> 鴎外先生―荷風随筆集

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鴎外先生―荷風随筆集

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122068001
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C1195

出版社内容情報

生涯師と仰いだ森鴎外をめぐる全随筆と大正十一年~昭和三十三年の鴎外忌の日録を収める。向島・玉の井・浅草をめぐる文章と、自伝的作品を併せた文庫オリジナル随筆集。巻末に谷崎潤一郎・正宗白鳥の批評を付す。〈解説〉森まゆみ

内容説明

森鴎外を生涯師と仰いだ荷風。「森先生の伊沢蘭軒を読む」「鴎外記念館のこと」などの随筆、大正十一年~昭和三十三年の鴎外忌の日録を収める。そのほか向島・浅草をめぐる文章と、自伝的作品を併せた文庫オリジナル随筆集。巻末に谷崎潤一郎・正宗白鳥の批評を付す。

目次

1 鴎外先生(鴎外先生;森先生の事;鴎外博士のこと;鴎外全集刊行私記;鴎外全集をよむ;森先生の伊沢蘭軒を読む;東京堂版鴎外選集広告文;東京堂版鴎外選集第八巻解説;鴎外記念館のこと;観潮楼―「日和下駄(第九 崖)」(抄)
仏蘭西人の観たる鴎外先生
隠居のこごと(抄)
七月九日の記
鴎外忌―「断腸亭日乗」より)
2 向島・銀座・浅草(向嶋;百花園;玉の井見物の記;寺じまの記;作後贅言;浅草公園の興業物を見て;浅草むかしばなし)
3 書かでもの記(自伝;書かでもの記;正宗谷崎両氏の批評に答う)
付録(「つゆのあとさき」を読む(谷崎潤一郎)
永井荷風論―文明批評家として(正宗白鳥))

著者等紹介

永井荷風[ナガイカフウ]
1879(明治12)年東京生まれ。高商付属外国語学校清語科中退。1903年より08年まで外遊。帰国して『あめりか物語』『ふらんす物語』(発禁)を発表。10年、慶應義塾大学教授となり『三田文学』を創刊。12年、文化勲章受章。59(昭和34)年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Ribes triste

17
永井荷風の描写と表現力にはいつも感嘆させられる。言葉の選びや並びの調子も、さながら音楽を聴くよう。巻頭の「鴎外先生」の森鴎外への追悼文は、とても優しく美しい。色々と言われる荷風ですが、ひねくれ度合いも、あまりに率直な感情の発露の仕方も、どこか憎めないのです。付録の谷崎潤一郎「つゆのあとさきを読む」、正宗白鳥「永井荷風論」はそれぞれの人柄がよく出ていて、面白い。正宗白鳥さんの人柄の優しさに感じ入りました。そして、谷崎はやっぱり谷崎でした。2020/03/01

風に吹かれて

13
森鷗外のこと、向島・銀座・浅草のこと、など。荷風が鷗外を師と仰いでいたことは知らなかった。荷風はフランスやアメリカで学び、そして鷗外に招聘されて慶應義塾大学に職を得たこともある。鷗外の墓が向島にあったことも向島界隈を逍遥する契機でもあったようだ。当時の街で催されていた数々の演劇や身を売る女性たちの姿を知る由もないが、荷風の文章で描かれる人々の懸命さや欲がぼんやりとした明かりに滲んで見えてくるとき、政治的なものと関わろうとしなかった荷風の精神の自由さを感じた。➡2020/03/16

浅香山三郎

10
表題作「鷗外先生」をはじめ本書の三分の一は鷗外に関する永井荷風の随筆。残りは、「Ⅱ 向島・銀座・浅草」、「Ⅲ 書かでもの記」であるが、Ⅱのうちの向島は鷗外の東京で最初の居住地であり、かつて墓所があり、Ⅲは自伝的な文章だが、師事した鷗外と上田敏に触れてをり、関連し合ふ。荷風が鷗外の史伝『伊沢蘭軒』に魅了された思ひを述べ、『渋江抽斎』の面白さを説き、鷗外歿後の全集編集や墓参を詳述するのを読むと、『断腸亭日乗』の記主らしい記録者としての性質に同じ姿勢を感じた。江戸期の文物への愛惜、濹東への郷愁、師への思ひなど↓2022/09/29

イボンヌ

5
幼い頃から四書五経に通じ漢詩や古典を読み、フランス語が堪能だった永井荷風さん。教養を身に着けたい2020/02/16

まどの一哉

1
娘の森茉莉が初めからしっかり計画したままに書かれていて面白さに欠けると評する鷗外。後期の歴史ものについて「渋江抽斎」など確かに大衆ウケはしないだろうがその魅力を解説。いかに歴史そのままに書いたにせよ、朝露に濡れる蜘蛛の糸などのちょっとした描写をはさむなど、鷗外の文章が魅力溢れるものになるのは当たり前な気がする。2020/08/22

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