中公文庫<br> 魂の沃野〈上〉

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中公文庫
魂の沃野〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 393p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122067813
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C1193

出版社内容情報

戦国の世に百年にわたり独立国家を形成した日本史上の事件・加賀一向一揆を小説に取り込む


――北方謙三が数十年来抱えていた構想がついに結実し、血潮たぎる物語が誕生!


著者自ら「わが心の記念碑」と語る歴史巨篇。



本願寺蓮如との邂逅から、守護・富樫政親との交流、風谷党の旗揚げまで……


かの地に燃え広がった真宗の炎と、複雑に交錯する武士・門徒の思惑の中で、
戦い、信じ、己の道を見出していく、ある地侍の熱き青春を描き切る!

内容説明

ある月の夜、十六歳の風谷小十郎は、山中の樹にもたれて嗚咽を漏らす奇妙な坊主と出会う。「いい眼だ。しかし、けだものの眼だ。おまえは、これから思い悩むことが多いだろう」―本願寺蓮如その人の言葉に導かれるように、若鹿の運命は動き出した。加賀の地に燃え広がる一向一揆の炎と、闘いに身を投じた小十郎の青春を描く血潮滾る歴史巨篇。

著者等紹介

北方謙三[キタカタケンゾウ]
1947年、佐賀県唐津市に生まれる。73年、中央大学法学部を卒業。81年、ハードボイルド小説『弔鐘はるかなり』で注目を集め、83年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞、85年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。89年『武王の門』で歴史小説にも進出、91年に『破軍の星』で柴田錬三郎賞、2004年に『楊家将』で吉川英治文学賞など数々の受賞を誇る。13年に紫綬褒章受章、16年に「大水滸伝」シリーズ(全五十一巻)で菊池寛賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

43
面白かったです。風谷小十郎に焦点を当てた歴史小説でした。あまり取り上げられないので興味深かったです。蓮如の言葉をきっかけに動き始めた運命はまさに小十郎の青春と言えるでしょう。下巻も読みます。2022/03/20

眠る山猫屋

43
あまり馴染みのない土地そして時代だが、若者の生き様を描かせたら北方節は健在、ぐいぐい引っ張られていく。北陸の山野に野火のように拡がる一向一揆、京を荒廃させた応仁の乱。政治と宗教が“人の欲”を糧に狂瀾の嵐を巻き起こし続けている世相を背景に、小領主の一族の次期当主・風谷小十郎が頭角を現すまで。小十郎には立場が違う仲間たちがたくさんいるが、次第にそれぞれ別の道へ。清廉に過ぎる小十郎だが、周りの友たちが人間臭くて良い。信じるものや守りたいものは人それぞれ。2021/06/03

フミ

19
応仁の乱、直後の加賀一向一揆を題材にした小説です。加賀南部にある「風谷郷」の嫡男の青年、風谷小十郎が、守護・富樫氏の内乱に援軍として参加したことから、戦争の才能を発揮させ、その後の領地運営でも異才を発揮する、サクセスストーリーな展開です。 富樫氏の長、富樫政親は、国の統一に小十郎の力を借りたいと願うのですが、有能な人物の例に漏れず、小十郎は独立自尊の傾向が強く、また、加賀国内では一向一揆の勢力が盛んになって来て…。武士の権威、宗教の権威、2つの勢力がにらみ合う中で、下巻、どういう展開になるのか楽しみです。2025/05/06

Book Lover Mr.Garakuta

16
北方健三節満載。北陸の事は分かりませんが。大坂本願寺派(坊主ね)の事も出てくるので、親近感がわいた。北方健三さんらしい執筆ぶりで、読んでいて楽しかった。2020/06/04

豆電球

14
生まれが加賀、しかも風谷はめちゃ近いので前のめりになって読みました。守護の座を巡って争う富樫兄弟、それを取り巻く地侍や本願寺門徒に加え山の衆や足利将軍家などが複雑に絡み、最初は少し苦労しましたが、戦のシーンは北方節炸裂で映画を観ているような臨場感。この先の展開も全く読めないし、着地点も想像つかない。下巻を読むのが非常に楽しみです。ちなみに風谷は今は緑に埋もれた廃村で人はもう住んでいません(小さなアトリエはあります)。豊かに描かれる風谷郷の今の姿を思うとなんだか切ない。食べ物のシーンは相変わらず美味しそう。2022/07/11

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