出版社内容情報
齢を取ってから既成概念が引っくり返されるのは快い――。
成城に暮らして10年あまり。70代に入ってなお作家の好奇心は衰えることがない。
文学、漫画、映画、ニューミュージック、世相、文壇事情……批評と所感を闊達に綴った日記文学の傑作。1979年11月から80年10月まで。
大磯時代の日録「作家の日記」(1957年11月~58年4月)を併録。【全3巻】
〈巻末付録〉小林信彦
内容説明
成城に暮らして十年余。七十代に入ってなお作家の好奇心は衰えることがない。文学、漫画、映画、ニューミュージック、世相、文壇事情…批評と所感を闊達に綴った日記文学の傑作。一九七九年十一月から八〇年十月まで。大磯時代の日録「作家の日記」(一九五七年十一月~五八年四月)を併録。
目次
成城だより 一九七九(昭和五十四)年十一月~八〇年十月(十一月の新年;年末断想;冬眠日記;リズムの変化;七十一年目の春;花便り;曇りのち晴れ;友達は寂しく帰って行った;梅雨早く明けろ;事故の夏;辞退の秋;分裂の現在;後記)
作家の日記 一九五七(昭和三十二)年十一月~五八年四月
著者等紹介
大岡昇平[オオオカショウヘイ]
明治42年(1909)東京牛込に生まれる。成城高校を経て京大文学部仏文科に入学。成城時代、東大生の小林秀雄にフランス語の個人指導を受け、中原中也、河上徹太郎らを知る。昭和7年京大卒業後、スタンダールの翻訳、文芸批評を試みる。昭和19年3月召集の後、フィリピン、ミンドロ島に派遣され、20年1月米軍の俘虜となり、12月復員。昭和23年『俘虜記』を「文学界」に発表。以後『野火』(読売文学賞)『花影』(新潮社文学賞)『中原中也』(野間文芸賞)『事件』(日本推理作家協会賞)等を発表、この間、昭和47年『レイテ戦記』により毎日芸術賞を受賞した。昭和63年(1988)死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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やいっち
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amanon
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午睡