中公文庫<br> レギオニス 勝家の決断

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中公文庫
レギオニス 勝家の決断

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  • サイズ 文庫判/ページ数 278p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122067585
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C1193

出版社内容情報

織田家の軍団長(レガトゥス・レギオニス)で、最後に生き残るのは誰だ?




加賀の平定を任された柴田勝家は、手取川における上杉謙信との合戦中、ついに羽柴秀吉と袂を分かつ。織田家中で、ともに長く信長を支えてきた林秀貞や佐久間信盛の失脚に伴い、はからずも筆頭家老へと上り詰める勝家。そして、本能寺にて信長死す――。清洲会議を経て、信長の妹・お市を妻とした勝家に、いよいよ、秀吉との決戦の日が近づいていた。





武将たちの出世争いを描き、働くすべての人が感涙必至の大好評戦国絵巻、ここに完結。「戦国の家は、まるで現代の会社だ!」 [文庫書き下ろし]

内容説明

北陸の平定を任された柴田勝家は、手取川における上杉謙信との合戦中、ついに羽柴秀吉と袂を分かつ。織田家中で、ともに長く信長を支えてきた林秀貞や佐久間信盛の失脚に伴い、はからずも筆頭家老へと上り詰める勝家。そして、本能寺にて信長死す―。天運に導かれ、時に裏切られし軍団長たちの出世争い、感涙の大団円!

著者等紹介

仁木英之[ニキヒデユキ]
1973年、大阪生まれ。信州大学人文学部に入学後、北京に留学。二年間を海外で過ごす。2006年、『夕陽の梨 五代英雄伝』で「歴史群像大賞」最優秀賞を、『僕僕先生』で「日本ファンタジーノベル大賞」大賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

巨峰

54
面白かった点①清州会議の新たな解釈。②実子のない勝家は養子を沢山もっていたけど、そいつらがお互いに意識しすぎて軍団が上手くいかなかった模様。2019/10/13

如水

33
長かった?柴田勝家物語も本巻で完結。話は手取川~最後迄。総括すると『鬼』が(異名が鬼柴田ですから)鬼とも思えない朗らかと言うか○ケているというか💧…保守的な思想だったからこそ信長の死後もそう言う顛末か~と言うのが率直な感想です。思わず題名買いした(レギオニスですよ!?惹かれますやん🤤)この作品、主に革新派と保守派の鬩ぎ合いの中、御存知織田家は革新派、その中でど~立ち回ったか?が主たる話でした。それにしても…俗名で人名を読んでいるので読む期間が飛ぶと誰が誰だか💦…惣介って誰やねん?と何回思った事か😅2021/02/11

モーモー

4
荒々しい武将のイメージだか、この小説では慎重な経験豊かな柴田勝家として描かれていた。 信長がなくなったても自分が頂点に立とうとするのでなく、あくまでも織田家重臣であり続けた勝家。2019/09/18

熱東風(あちこち)

3
198頁。戦国時代の主従関係が抱える問題がここにある。主君個人に対する忠義か、或いは主家に対する忠義か。『社稷の臣』という言葉がある。主君に対してのみ忠義を尽くす家臣は主君が亡き後その立場があやふやなものになる。が、社稷の臣はその点ブレがない。柴田勝家はそういう家臣だということなのだろう。/清須会議も賤ヶ岳もあっさり目。前田利家のクズっぷりをもっと細かく描写してやればいいのにと思う。/この作品、細かい間違いが多い。今巻は95頁。上杉謙信が信長より若いという記述があるが、実際は謙信の方が四つほど年上。2022/07/09

北之庄

3
シリーズ最終巻、織田北陸軍団を率い門徒に加えて上杉と対峙する勝家。苦労に苦労を重ね、漸くあと一歩のところで信長が倒れる。勝家はじめ一益、長秀と武人揃いの織田軍団長のなかで、1人水際だった政治力を発揮し、主家を乗っ取り始める秀吉。織田家を支え織田と共に滅ぶ勝家が切ない。播州、丹波戦線に比べ、余り描かれることのない北陸戦線や対門徒戦、織田政権の文官達の活躍をテーマとした本作は貴重。2021/12/28

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