中公文庫<br> 完全版 若き日と文学と

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中公文庫
完全版 若き日と文学と

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  • サイズ 文庫判/ページ数 416p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122067523
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C1195

出版社内容情報

青春の日の出会いから敬愛する作家、自作まで。親友の二人が闊達に語り合う。ロングセラーを増補、全対談を網羅した完全版。【辻邦生没後二十年記念出版】


〈解説〉篠田一士


〈巻末エッセイ〉辻佐保子「辻邦生と北杜夫」





〈目次より〉


若き日と文学と


 まえがき――北杜夫


 若き日を回想しながら


 トーマス・マンを語る


 いささか人生論風に


 あとがき――辻邦生



    *


トーマス・マンについての対話


長篇小説の主題と技法


『星の王子さま』とぼくたち


ぼくたちの原風景


文学が誘う欧州旅行

内容説明

端正とユーモア―個性の異なる作家ながら、旧制松本高校で出会って以来、生涯固い友情で結ばれた二人が、青春の日々、敬愛する作家、自作までを闊達に語り尽す。一九七〇年刊行の対談集に、単行本未収録を含む五五年から八六年の五篇を増補した完全版。

目次

1 若き日と文学と(若き日を回想しながら;トーマス・マンを語る;いささか人生論風に)
2 ぼくたちを作ってきたもの(トーマス・マンについての対話;長篇小説の主題と技法;『星の王子さま』とぼくたち;ぼくたちの原風景;文学が誘う欧州旅行)

著者等紹介

辻邦生[ツジクニオ]
1925(大正14)年、東京生まれ。東京大学仏文科卒業。63年「廻廊にて」で第四回近代文学賞、68年『安土往還記』で芸術選奨新人賞、72年『背教者ユリアヌス』で第一四回毎日芸術賞、95年『西行花伝』で第三一回谷崎潤一郎賞受賞。99(平成11)年没

北杜夫[キタモリオ]
1927(昭和2)年、東京生まれ。父は歌人・斎藤茂吉。52年、東北大学医学部卒業。神経科専攻。医学博士。60年、『どくとるマンボウ航海記』が大ベストセラーとなりシリーズ化。同年『夜と霧の隅で』で第四三回芥川賞受賞。2011(平成23)年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Gotoran

38
辻邦生と北杜夫の若い頃の文学体験を語った対談集。お二方は、「端正」と「ユーモア」で形容されるように、個性の全く異なる作家でありながら、旧制松本高校で邂逅して以来、生涯固い友情で結ばれていると云う。青春の日々、敬愛する作家、自作までが闊達に語り尽くされている。1970年代に行われた対談に加え、単行本未収録を含む1955年から1986年にかけての5編が増補されている。好みのお二方(辻邦生と北杜夫)が語るトーマス・マンが実に興味深かった。2023/08/28

Book Lover Mr.Garakuta

15
【図書館】【速読】:両氏の対談本。情が熱く語れている。お二方とも人気作家であることの片鱗が垣間見れる本だった。2022/05/27

風に吹かれて

13
両名の全対談を収録。世界の中で生きていくとき、『理』でもって受け止める辻邦生、『純』で受け入れる北杜夫、本書を読んでそんなふうに思った。もちろん両名とも深く熱い『情』を携えている。➡2020/04/07

紙狸

8
2019年刊行の「完全版」。幹にあたるのは1970年の単行本。北杜夫の読者なので、辻邦生が旧制高校からの友人で、『ドクトルまんぼう航海記』にも登場するのは知っていた。対談は、北が脱線しがちで、辻がフォローして進行していく。源頼朝と義経を語ったかしょが興味深かった。日本人は、義経に同情する「判官贔屓」の心情に支配されてきたけれど、「逆の強靭さ」が育ってもいいーと二人は一致する。辻は日本人には〈生に対する一種のふてぶてしさ〉が必要だとも言っている。辻邦生の作品も読んでみようか、と思った。2019/11/29

2
辻邦生と北杜夫の対談本「若き日と文学と」に、その他の二人の対談を増補した完全版。現在読むのが困難なものも多く、刊行をまずは喜びたい。読んでしみじみ思うのが二人の友情と、息の合い具合。北杜夫が攻めて辻邦生が受け止める。お互い茶々を入れつつ鋭い議論を積み重ねる。二人の傍で座談を聴いているような、そんな愉しくも充実した読後感。ともあれ次は『完全版 灰色の石に座りて』をぜひ……。2019/08/14

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