出版社内容情報
「マタギとは自然の調和を壊すものではないか?」という疑問を抱いた三四郎は、鉄砲を捨てることを決意し、老鷹匠・十兵衛の弟子となった。厳しい修練の末、ついに鷹匠となった三四郎だったが、阿仁マタギ雷レッチュウの長・辰五郎の手紙に導かれ、マタギの常識をことごとく打ち破るスネの小佐吉に出会った三四郎は、胸中にマタギの生命を赤々と燃えたぎらせていた。再び阿仁マタギの一員として山に向かうことになった三四郎を待ち受けていたものは!?
内容説明
「マタギとは自然の調和を壊すものではないか?」という疑問を抱いた三四郎は、鉄砲を捨てることを決意し、老鷹匠・十兵衛の弟子となった。厳しい修練の末、ついに鷹匠となった三四郎だったが、阿仁マタギ雷レッチュウの長・辰五郎の手紙に導かれ、再びマタギの一員として山に向かうことに…。
著者等紹介
矢口高雄[ヤグチタカオ]
昭和14年、秋田県雄勝郡西成瀬村(現・横手市)生まれ。高校卒業後、十二年間の銀行員生活を経て、三十歳で上京し、釣りをテーマにした「鮎」で漫画家デビュー。昭和49年、『釣りキチ三平』『幻の怪蛇バチヘビ』により講談社出版文化賞(児童まんが部門)を受賞。51年、『マタギ』により第五回日本漫画家協会賞大賞を受賞。平成7年、秋田県に矢口高雄全作品の原画を収蔵した横手市増田まんが美術館が開館される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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剛腕伝説
7
何という唐突な終わり方。銃を置いた三四郎が再び銃を取る為に出掛けた修行先で大地震の災害に見舞われるという唐突な終わり方。 あとがきを見ると何か作成に関するトラブルに巻き込まれたらしい。 唐突な最後以外にも突っ込みどころ満載の拙い構成でもあった。鷹匠になった三四郎がマタギに戻ろうとするくだりも説得力皆無。自身が妻帯して子供までいるのに、故郷の人々に隠していることも説得力も必然性も無し。流石に動物の生態や自然のことについては良く描けているものの、原作者不在のボロは隠しきれず、残念な作品。2024/09/07
aki.com
0
上、下巻の流れを打ち切る唐突な終わり方に動揺しました。しかし、マタギとして命を狩って来た事を思えば、この終わり方も生き物として自然の摂理と思い無理矢理納得させました… 生き物はいつ死ぬか分からないのだから。2024/10/06