中公文庫<br> 戦後日記

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中公文庫
戦後日記

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  • サイズ 文庫判/ページ数 389p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122067264
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C1195

出版社内容情報

「小説家の休暇」「裸体と衣裳」ほか日記形式で発表された全エッセイを年代順に初集成。時代を活写した三島による戦後史のドキュメント。索引付き。

内容説明

「小説家の休暇」「裸体と衣裳」を中心に、昭和二十三年から四十二年の間に日記形式で発表されたエッセイを年代順に収録。昭和を代表するスタア作家の華麗なる日常と、小説から映画・演劇まで同時代芸術への鋭い批評が随所に光る比類なき戦後史のドキュメント。文庫オリジナル。

目次

そぞろあるき―作家の日記(昭和二十三(一九四八)年六月)
某月某日(昭和二十三(一九四八)年十月)
作家の日記(昭和二十五(一九五〇)年一月)
退屈な新年―新春雑記(昭和二十九(一九五四)年一月)
作家の日記(昭和三十(一九五五)年四月~五月)
小説家の休暇(昭和三十(一九五五)年六月~八月)
裸体と衣裳―日記(昭和三十三(一九五八)年二月~三十四(一九五九)年六月)
ある日私は(昭和三十五(一九六〇)年八月)
日記(昭和三十六(一九六一)年四月)
週間日記(昭和三十九(一九六四)年五月)
ありがたきかな“友人”(昭和三十九(一九六四)年九月)
日記(昭和四十(一九六五)年十一月)
プライバシー裁判の和解前後―週間日記(昭和四十一(一九六六)年十一月)
日録(昭和四十二(一九六七)年一月)

著者等紹介

三島由紀夫[ミシマユキオ]
1925(大正14)年東京に生まれる。本名、平岡公威。学習院高等科を経て東京帝国大学法律学科を卒業。在学中の44(昭和19)年に処女創作集『花ざかりの森』を刊行。戦後47年大蔵省に入り翌年退官。49年に刊行した『仮面の告白』で名声を確立し、以後、文筆活動に専念する。『潮騒』にて新潮社文学賞、『白蟻の巣』にて岸田国士演劇賞、『金閣寺』にて読売文学賞、『絹と明察』にて毎日芸術賞、『サド公爵夫人』にて芸術祭賞などを受賞した。68年、「楯の会」を結成し、70(昭和45)年、自衛隊市ヶ谷駐屯地で自決(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

64
反政府を唱え、壮絶な死を遂げた三島。しかし、そんな右的イメージとは異なり、穏やかでユーモアな一面があることを改めて感じさせられました。華麗な日常と同時代の芸術の批評があらゆるところに光る戦後のドキュメントを読んでるようです。2020/10/21

ころこ

45
『裸体と衣装』がなくなっているようなのでこちらを読む。和暦と年齢が一緒なので、昭和23年から昭和41年まで。45歳で死ぬので、断続的だが結構な範囲が書かれている。昔の政治家や作家は公開される前提で日記を書いていたというが、確かにそんな感じで書かれているのが前半。最もプライベートを晒すのを嫌がったタイプだろうから、前半は大層な気負いで意味のあることを書き過ぎている。雑談で意味のあることをしゃべろうとするコミュ障みたい。でも後半のような生き方が嫌になってしまったのだろうから、45年しかもたなかったのだろうし。2024/04/09

優希

39
再読です。20年間に日記形式で発表されたエッセイを年代順に記録しています。反政府を抱え、壮絶な死を迎えた三島ですが、それに反して穏やかでユーモアを改めて感じました。意外な一面もあるのですね。2023/12/08

踊る猫

29
私自身は音楽を愛好する人間なので、三島の音楽嫌いは興味深い。形を持たない音に飲み込まれて悦に入る快楽こそが私は好きなのだけれど、三島はだからこそそれを嫌がった。ということは、だらしなさが嫌いだったのだろう。太宰を嫌ったのも弱さに溺れるそのだらしなさを嫌ったのではないか。太宰の悩みは肉体を鍛えれば解決する、と嘯いた三島はその通りだらしなさと対極にあるストイックで勤勉な執筆スタイルを貫き、私生活を貫いた。低俗なもの、通俗的なものをも嫌わず摂取し、そこから知性で独自のロジックを導き出す。村上春樹と似ているのでは2020/12/05

ホシ

24
太宰の次に三島をば。パラパラと捲った最初のページに太宰の酷評があって因縁を感じる。しかも、その酷評が甚だ痛快。三島は終戦から自決までの空虚な25年が”鼻つまみ物で傷であった”らしい。戦後民主主義と、そこから生じる偽善というバチルス(桿菌)を払拭せんと革命を試みるも、文化人知識人の革命は「ウサギの肉の効用」でしかない。故に体を鍛え、肉をまずくしてやるのだ。俺一人ぐらいは――。実に独特な理論ですね。三島には付いていけない部分を感じたりもするのですが、不思議と文章に絡め取らてしまうのが魅力でもあります。2020/05/07

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