中公文庫<br> 板極道

個数:

中公文庫
板極道

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年05月11日 13時46分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 344p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122067035
  • NDC分類 732.1
  • Cコード C1195

出版社内容情報

青森に生まれ、絵画を愛し、「日本のゴッホになる」ことを夢見た少年時代。上京し、貧困と極度の近眼に苦しみ、職業を転々としながら独学で奔放無類の個性を開花させた。「板画」一筋に生き抜き、世界のムナカタになるまでを綴った、感動の自伝。
〈序文〉谷崎潤一郎〈解説〉草野心平

内容説明

青森に生まれ、絵画を愛し、「日本のゴッホになる」ことを夢見た少年時代。貧困と極度の近眼に苦しみ、職業を転々としながらも独学で奔放無類の個性を開花させた。「板画」一筋に生き抜き、世界のムナカタになるまでを綴った、感動の自伝。巻末に付録として草野心平との対談「生命の源泉インドを行く」を収載。

目次

「板極道」に序す(谷崎潤一郎)
幼少年時代
帝展初入選まで
苦闘の日々
戦後の作品をめぐって
忘れえぬ人々
大島と沖縄への旅
海外への旅
わたくしの極道
板極道自記
改訂本礼記

著者等紹介

棟方志功[ムナカタシコウ]
明治36年(1903)、青森県青森市に生まれる。高等小学校卒業後、家業を手伝い、また青森地方裁判所給仕をしながら絵を描き始める。大正13年、上京。昭和3年、板画の道に入る。同年、油絵が帝展に初入選。昭和13年、板画『善知鳥』で帝展特選となる。戦後、国際的にも注目されるようになり、昭和30年、サンパウロで開かれた国際美術展版画部で一等賞を受け、昭和31年にはヴェニス・ビエンナーレ展で国際版画大賞を受ける。昭和40年、朝日文化賞を、昭和45年、毎日芸術大賞を受ける。同年、文化勲章を授与される。昭和50年(1975)9月死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

22
書庫整理中。二冊あるということは、夫も持っていたということね。この人が一心不乱に作業する姿は、このタイトルそのもの。2020/05/19

アナクマ

19
棟方志功、26才。3章_苦闘の日々。帝展の洋画壇に「疑いを持ち」「日本から生まれ切れる仕事こそ、本当のモノだと思ったのでした」「わたくしだけではじまる世界をもちたい」。切なる願い。やがて「からだ全体をもやす焰/火の玉/天啓がひらめいたのです。ゴッホが賛美をおしまなかった日本の木版画があるではないか」◉ここに至る道程は必然か偶然か。仮にそれが幸福な勘違いであってもいい。とにかく、めちゃくちゃに熱く活発に動く(べき)時がある。ここの部分は見事な青春記。◉「自分をたたき、たたいて、自分の置きどころを」探すのだ。2024/12/03

アナクマ

15
終章_思考録とはかくも個性的なものか。「個の念願ということよりも、衆の念願、普遍な意味の世界から念願かけて、美というものの在り方に近づいていく世界、いわゆる念願を融通されている世界、他人が個のために美を衆にかけている、他力によって融和されている願望というものこそ本当じゃないか」。難しいが、棟方なりの〈世界の理解の仕方、人生の杖〉についてはわかるような気がする。◉「50から60まではまるで一瞬」で、これからは「他愛ない世界から生まれてくる仕事、願うことではなく、願われる仕事、欲でない欲を持ちたいものです→2025/04/27

なおみ703♪

11
棟方志功展を見た後に出会った書。気に入った言葉を記す。「板絵は彫ることよりも刷ることがやっかいなのだ。たいていは板画というと彫ることを土台にするけれども、刷ることを大事に考えることが大切だ。」「わたくしも板画という世界は、非常に身近な中で育っていくものだと思いました。おごらず、てらわず、板画の優しさ、親しさの中から、本当の板画の美しさが生まれてくるのではないかと思いました。」「からだの中に宗教の世界がひそんでいるということを、なにか知らずしらずのうちに感じとってきたような気がしました。」2023/11/17

すのす

3
2回に分けて読了。棟方志功は、天才で、奇人で、優しくて愛に溢れていて、とても信心深い、ということがよくわかる自伝だった。富山出身で倉敷に出向、という経験からも、棟方志功に接する機会は多かったが、意識したのは倉敷後半期以降だった。作品は大原美術館やメイキングオブムナカタも見て、かなり味わったが、自伝で見た人生も面白く、また板経という本人の板画信念も独特で、最早宗教のレベル。久しくここまでピュアな心の声を聞いた。2024/04/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13453316
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品