中公文庫<br> 吾輩はライ麦畑の青い鳥―名作うしろ読み

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中公文庫
吾輩はライ麦畑の青い鳥―名作うしろ読み

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  • サイズ 文庫判/ページ数 336p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122066953
  • NDC分類 019
  • Cコード C1195

出版社内容情報

漱石の『吾輩は猫である』や、サリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』の驚愕のラストを知っていますか? 時代を越えて愛されながら、意外と知られていない名作のエンディング。世界の文学一三七冊をタイプ別に分析し、お尻の一文から、文豪たちのセンスや生き方を鋭く批評する。斎藤美奈子流・切れ味抜群のブックガイド!


「極楽ももう午に近くなったのでございましょう。」

「……ったく、……この、未熟者めが!」

「自由というのは、もはや、不自由の反対語ではないのです。」


楽しくてタメになる文学案内シリーズ最終巻。『名作うしろ読みプレミアム』を改題。

内容説明

名作の“急所”はラストにあり。「へそをなでています」「南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏。難有い難有い。」―意外と知らない唐突、納得、爆笑!?な終わりの一文。『西遊記』『吾輩は猫である』から『ライ麦畑でつかまえて』まで、世界の名著一三七冊をうしろから味わう型破りなブックガイド。

目次

1 危険な恋愛―許されぬ恋、満たされぬ恋。なぜにあなたは破滅を選ぶ。
2 少年と少女の部屋―大人も真っ青。純真なだけではいられない未成年の物語。
3 おとぎ話の迷宮―知ってたつもりの名作童話も、大人の目で見直せば…。
4 歴史は劇場―娯楽目的の時代小説、史実に基づく歴史小説。どっちがお好き?
5 犯罪のあとさき―「犯人は誰?」の興味を超えた、ミステリーと超ミステリー。
6 現代の奇譚―空想と科学は紙一重。ロボット、宇宙、タイムマシン、人の脳!?
7 旅こそ人生―冒険の旅、探求の旅、遊興の旅。人は移動する生き物だ。
8 社会と人間―人の世は不条理だらけ。格差、貧困、戦争、差別。

著者等紹介

斎藤美奈子[サイトウミナコ]
1956年新潟県生まれ。児童書等の編集者を経て、94年に文芸評論『妊娠小説』でデビユー。以後、各紙誌で文芸評論や書評を執筆。2002年『文章読本さん江』で、第一回小林秀雄賞受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

60
書評の匙加減が絶妙である。ミステリもネタバレはしていないし、読みたくなる方向へ読者を連れて行ってくれる。作家へのトリビアも満載で、ミヒャエル・エンデの結婚なさった相手が日本人だったということに一番驚いてしまった。2019/03/05

rico

55
名作のラスト1行をネタに斎藤さんが切り込む。見開き2ページで字数の制約もあって毒要素は少なめだけど、斎藤節は健在。考えてみれば、ラスト1行って作者の渾身の1行のはずなんだけど、うーん、ここに載ってる作品、読んだのもあるのに、ほとんど覚えていない。「アルジャーノン」と「吾輩」と「ないたあかおに」ぐらい。先人の皆さま、ごめんなさい(汗)斎藤さんのいうエンディングの「型」を意識しつつ、再チャレンジいたします。敬遠してきた「名作」も、結構そそるものもあったりして。ああ、また読むべき本が増えてしまう・・・。2019/06/07

Shun

27
本書は「名作うしろ読み」シリーズの第二弾。古今東西の名作とされる文学作品を、”最後の一文”に注目して読み解くという類を見ない書評は名作の奥深さを教えてくれます。第一弾に比べ海外文学を増やしややマニアックという本書ですが、海外作品の方は思うに知名度の高いものが多く国内作品のマニアックさに比べたら冒険度は抑え目かと。それにしても著者の博覧強記ぶりは舌を巻く程で、名作の誉れ高い大作だろうが現代のコモンセンスからすると唾棄すべき描写には舌鋒鋭い指摘を行う点など信頼できる著者だと感じ、読みたくさせるような書評も◎。2019/11/08

ホースケ

16
第一弾に引き続き楽しませてもらった。それにしても著者の守備範囲は広いなぁというのが率直な感想だ。名作童話から『共産党宣言』まで、自分からはまず手を出すことのない数々の作品との出会いに感謝をしたい。また既読のはずなのに、内容をすっかり忘れていて改めて読み直そうと思った作品も多々あった。特に『ライ麦畑でつかまえて』のお話がホールデン少年の妄想説?って。面白い!大好きな作品なのに、そこまで深読み出来てなかったなぁ。気になる未読作品は、城山三郎『落日燃ゆ』カレル•チャペック『ロボット』武田百合子『犬が星見た』など2020/04/24

たろさ

13
『名作うしろ読み』第二弾。海外の作品も含め名作137冊のラストを紹介。内容についてだけではなく著者や作品が書かれた当時の状況なども紹介されているので既読本も読み返すとまた違う印象を受けるかもしれない。読みたい本や手元にはあるが未読の本がいくつか。この連載コラムは連載終了のほぼ1カ月前に打ち切りの通達があり、まだ紹介したい本があったそうなのでそれが読めずに残念に思う。2021/05/15

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