出版社内容情報
一九六〇年代初め、各地を転々としながら書き継がれた『言わなければよかったのに日記』の姉妹編(『流浪の手記』改題)。旅先での市井の人びととの出会いや先輩作家、母のことなど、飄々とした独特の味わいとユーモアがにじむエッセイ集。
解説・戌井昭人
深沢七郎[フカザワシチロウ]
著・文・その他
内容説明
ボクは住所も職業もさすらいなのである―。一九六〇年代初め、各地を転々としながら書き継がれた『言わなければよかったのに日記』の姉妹編(『流浪の手記』改題)。旅先での市井の人びととの出会いや先輩作家のことなど、飄々とした独特の味わいとユーモアがにじむエッセイ集。単行本未収録作品を増補。
目次
流浪の手記
風雲旅日記
いのちのともしび(私の十二月;消えて行く人たち;渡り鳥のように ほか)
書かなければよかったのに日記(買わなければよかったのに日記;言えば恥ずかしいけど日記;「ワケは許してネ」日記 ほか)
私の途中下車(日録;小林秀雄先生のこと;白鳥の死 ほか)
著者等紹介
深沢七郎[フカザワシチロウ]
大正3年(1914)、山梨県に生まれる。旧制日川中学校を卒業。中学生のころからギターに熱中、のちにリサイタルをしばしば開いた。昭和31年、「楢山節考」で第一回中央公論新人賞を受賞。『中央公論』35年12月号に発表した「風流夢譚」により翌年2月、事件が起こり、以後、放浪生活に入った。40年、埼玉県にラブミー農場を、46年、東京下町に今川焼屋を、51年には団子屋を開業して話題となる。56年『みちのくの人形たち』により谷崎潤一郎賞を受賞。62年(1987)8月没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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