出版社内容情報
イエズス会は近代初期に誕生したカトリックの修道会であり、地球規模の活動によって歴史や学術に巨大な足跡を残した。その全体像を力強く描く名著の完訳。
ウィリアム・V・バンガート[ウィリアム・V・バンガート]
著・文・その他
内容説明
イエズス会は近代初頭に誕生したカトリック教会の修道会である。激動の近代史に巨大な足跡を遺し、いまなお世界中で活動する。本書は会の歴史全体を各時代・各地域を通して包括的に詳述する決定版である。上巻は、イグナティウス・デ・ロヨラによるパリでの会の発足から一七世紀後半まで、西洋諸国の歩みと深く関わる会の展開を描く。
目次
第1章 創立者とその遺産(若きイグナティウス・デ・ロヨラ;パリとローマでの日々 ほか)
第2章 地平の絶え間なき拡大(一五五六‐八〇年)(総長たち;イタリア ほか)
第3章 急速な発展と新たな取り組み(一五八〇‐一六一五年)(総長クラウディオ・アクアヴィヴァ;イエズス会の教育制度 ほか)
第4章 政治・文化の新たな覇権国家からの挑戦(一六一五‐八七年)(総長たち;イタリア ほか)
著者等紹介
バンガート,ウィリアム・V.[バンガート,ウィリアムV.] [Bangert,William V.]
1911‐1985年。1932年イエズス会入会。1944年司祭叙階。フォーダム大学修士、ウェスト・カレッジS.T.L.。ニューヨーク・イエズス会神学院の他、米国各地でヨーロッパ史とイエズス会史を教える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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