中公文庫<br> ドーダの人、西郷隆盛

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中公文庫
ドーダの人、西郷隆盛

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  • サイズ 文庫判/ページ数 476p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122066366
  • NDC分類 210.6
  • Cコード C1121

出版社内容情報

その明治維新、ちょっと待った! きれいごとだけでは語れない歴史の真実を、自己愛(ドーダ)の理論ですべて解明。水戸学、西郷隆盛、中江兆民、頭山満まで。歴史を動かしたのは、正義でも理念でもなく、人間の自己愛と虚栄心なのだ!〈文庫版巻末特別対談〉片山杜秀

鹿島茂[カシマシゲル]
著・文・その他

内容説明

その明治維新、ちょっと待った!水戸学から高杉晋作、西郷隆盛、中江兆民、頭山満はたまた昭和陸軍まで。複雑怪奇な日本近代史の疑問の数々を、たった一つの理論ですべて解明。歴史を動かすのは、正義でも理念でもない。人間の自己愛なのだ!

目次

ドーダ学とは何か?
水戸学―ドーダの夜明け
高杉晋作―水戸光圀の子供たち
西郷隆盛―陰ドーダの誕生
中江兆民―外ドーダの登場
頭山満―内ドーダへの転換
特別対談「ドーダ理論こそ、最強の歴史分析ツールだ」(片山杜秀×鹿島茂)

著者等紹介

鹿島茂[カシマシゲル]
1949(昭和24)年、横浜に生まれる。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。現在、明治大学国際日本学部教授。専門は、19世紀フランスの社会生活と文学。91年『馬車が買いたい!』でサントリー学芸賞、96年『子供より古書が大事と思いたい』で講談社エッセイ賞、99年『愛書狂』でゲスナー賞、2000年『職業別パリ風俗』で読売文学賞、04年『成功する読書日記』で毎日書評賞を受賞。膨大な古書コレクションを有し、東京都港区に書斎スタジオ「NOEMA images STUDIO」を開設。書評アーカイブWEBサイト「All REVIEWS」を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tonpie

12
明治維新という革命期。「ドーダすごいだろ、参ったか」という「自己愛の噴出」のために生きた人々(英雄たちとしか適切な言葉が思いつかない)を、とことん解説・分析・批評した本。個人の「情念」というか「心の性癖」が歴史を動かす、そのメカニズムを鮮やかに描いていると思う。司馬遼太郎「竜馬がゆく」(大昔に読んだ)の中で、坂本竜馬が西郷に会った後、勝海舟に問われて「大きな鐘のような人。小さく叩けばそれなりだが、正面から大きく叩けば凄いことになりそうだ」と返した話はまるで謎々のようだった。↓2021/01/30

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