出版社内容情報
レイテ島の土はその声を聞こうとする者には聞える声で、語り続けているのである――八万の兵力を投じながら、生還者は僅かに二五〇〇人。太平洋戦争最悪の戦場を鎮魂の祈りを込めて描きつくす。巻末に「連載後記」、エッセイ「『レイテ戦記』を直す」を付す。
全四巻、堂々完結。〈解説〉加藤陽子
大岡昇平[オオオカショウヘイ]
著・文・その他
内容説明
レイテ島の土はその声を聞こうとする者には聞える声で、語り続けているのである―八万の兵力を投じながら、生還者は僅かに二五〇〇人。太平洋戦争最悪の戦場を鎮魂の祈りを込めて描きつくす。巻末に「連載後記」、エッセイ「『レイテ戦記』を直す」を付す。
目次
28 地号作戦 昭和二〇年一月一日‐二十日(年末年始の内地の空襲被害;レイテ決戦の失敗と大本営の敵情判断;一月一日のカンギポット周辺の日本軍 ほか)
29 カンギポット 一月二十一日‐四月十九日(レイテ島西北部の地形;カンギポットとその周辺;レイテ残置部隊の統帥と集結状況 ほか)
30 エピローグ(ルソン島の持久戦;パラワン島に米軍上陸;米軍の南シナ海制圧の企図 ほか)
補遺
エッセイ『レイテ戦記』を直す
著者等紹介
大岡昇平[オオオカショウヘイ]
明治42年(1909)東京牛込に生まれる。成城高校を経て京大文学部仏文科に入学。成城時代、東大生の小林秀雄にフランス語の個人指導を受け、中原中也、河上徹太郎らを知る。昭和7年京大卒業後、スタンダールの翻訳、文芸批評を試みる。昭和19年3月召集の後、フィリピン、ミンドロ島に派遣され、20年1月米軍の俘虜となり、12月復員。昭和23年『俘虜記』を「文学界」に発表。『野火』(読売文学賞)『花影』(新潮社文学賞)『中原中也』(野間文芸賞)『事件』(日本推理作家協会賞)を発表、この間、昭和47年『レイテ戦記』により毎日芸術賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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