中公文庫<br> ツァラトゥストラ

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ツァラトゥストラ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 768p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122065932
  • NDC分類 134.9
  • Cコード C1110

出版社内容情報

神の死でニヒリズムに陥ったヨーロッパ精神を、生をありのままに肯定し自由な境地に生きる超人によって克服する予言の書。この近代の思想と文学に強烈な衝撃を与えた、ニーチェの主著を格調高い訳文と懇切な訳注で贈る。文字を大きくした読みやすい新版

ニーチェ[ニーチェ]
著・文・その他

手? 富雄[テヅカトミオ]
翻訳

内容説明

神の死でニヒリズムに陥ったヨーロッパ精神を、生をありのままに肯定し自由な境地に生きる超人によって克服する予言の書。この近代の思想と文学に強烈な衝撃を与えた、ニーチェの主著を格調高い訳文と懇切な訳注で贈る。巻末対談、三島由紀夫・手塚富雄。

目次

第1部(ツァラトゥストラの序説―超人と末人;ツァラトゥストラの言説)
第2部(鏡をもった小児;至福の島々で ほか)
第3部(さすらいびと;幻影と謎 ほか)
第4・最終部(蜜の供え物;危急の叫び ほか)

著者等紹介

ニーチェ[ニーチェ] [Nietzsche,Friedrich Wilhelm]
1844年プロイセン(現ドイツ)ザクセン州生まれ。ドイツの哲学者。ボン大学、ライプチヒ大学で学び、69年スイス・バーゼル大学の古典文献学教授となる。79年同大学の教授を辞し、著述に専念。1900年没

手塚富雄[テズカトミオ]
1903(明治36)年宇都宮市生まれ。東京帝国大学文学部独文科を卒業と同時に旧制松本高校教授となる。43年から64年まで東京大学文学部でドイツ近代抒情詩を講義する。東京大学名誉教授。文化功労者。83(昭和58)年没。訳書にゲーテ『ファウスト』(読売文学賞)ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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イプシロン

37
解釈しだいでは劇薬になる著作である。――恐らく、ニーチェが生涯をかけて追求したのは「道徳」のありかたであろう。彼の理論はこうだろう。道徳は二つに大別できる。君主道徳と奴隷道徳。前者はノブレス・オブリージュにまつわる社会的評価、あるいはまた被救済者への憐れみに隠れた差別意識。後者はルサンチマンという言葉で知られるとおり、弱者が恵まれない立場にあることを理由にして怨みを抱き、強者に復讐せんとする心情である。『ツァラトゥストラ』に於いて主に糾弾されるのは、人々にルサンチマンを抱かせる権威化したキリスト教を2020/11/22

ブルース・バナー

11
再読。生の肯定や従来の価値観の否定、永劫回帰を詩的に描き、人間の一つの未来を示唆するもの。かつてただ墨守されるべきとされた道徳をも駱駝、獅子、幼児、つまり守破離の原則のなかに置き、悪徳を以て新たな価値と為すという徹底した生の肯定には、力強さと勇気が強く感じられる。またニーチェはヨーロッパにあった従来の価値観そのものを否定した。しかしながらそれ以上に大きな意味を感じられるものは、従来の価値観を否定するプロセスの中にある。自分がそうだから分かるが、臆病で怠惰な者、つまり人任せな者であるほど⇒2020/05/30

nob

8
ニーチェ思想の集大成。キリスト教的倫理観をバッサリ否定し、欲望に満ちた生を肯定する。パッシブな善より、アグレッシブな悪を肯定するような部分に危うさを感じつつも、荷を負うだけのラクダから猛り狂う獅子へ、そして自由奔放な子供へ、という流れの通過点として捉えた方がいいのだろう。矛盾とまでは言わないが、論理が整理されていない感もある。これはそもそも哲学書ではなく、叙事詩なのだろう。論理よりも感性に訴えるもの。丁寧でわかりやすい訳注がとても助かる反面、お節介すぎな気もする。「読書をする怠け者」になってしまうような。2021/08/28

氷柱

6
1003作目。8月18日から。長大な物語であった。ゾロアスター教は殆ど関係がなく、作者の主張のみで構成されているらしい。そして続編が世に出るという構想があったと言うのだから尚驚く。良くわからない論調がぐだぐだと続いていて、ああでもないこうでもないと言っているのを楽しむぐらいしか汲み取ることができなかった。大筋としては次元を高めるにはどうしたら良いかということが細かく描かれている。2023/08/22

タケイ

6
「おまえたちの意欲するままに行なえ。――しかしまず意欲することのできる人間となれ」 激しい語気で語られるニーチェの思想が実存主義の性格を持つということをようやく理解した。 超人思想は諦念に満ちた独裁者待望とは違い、人類の目的として定めた超人を自分たちで造ろうという前向きな考え。 永劫回帰は「かつての『そうあった』」を含めた全人生を瞬間の「意志」の射程に入れるために必要ないわば理論で、この人生観を生きるに能う強い人間像が「酔歌」の節で歌われる。(岩波文庫で持ってるけど新版の巻末付録に惹かれて買ってしまった)2022/04/04

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