出版社内容情報
オーストリア公使の勤務を終えた著者は、文部大臣、枢密顧問官、農商務大臣などを経て外務大臣となる。日本外交の黎明期ともいうべき時期に敏腕をふるい、第一次大戦後のパリ講話会議にのぞむ。近代日本を読み解く第一級史料。 年譜・人名索引つき巻末エッセイ・吉田健一/解説・中谷宇吉郎
牧野 伸顕[マキノノブアキ]
著・文・その他
内容説明
オーストリア公使の勤務を終えた著者は、文部大臣、枢密顧問官、農商務大臣などを経て外務大臣となる。日本外交の黎明期ともいうべき時期に敏腕をふるい、第一次大戦後のパリ講和会議にのぞむ。近代日本のオーラル・ヒストリーの白眉。年譜・人名索引つき。
目次
文部大臣時代
枢密顧問官時代
農商務大臣時代
明治天皇の崩御
外務大臣時代
第一次世界大戦
巴里媾和会議について
著者等紹介
牧野伸顕[マキノノブアキ]
文久元年(1861)、鹿児島県に生まれる。大久保利通の次男で、牧野家の養子となる。岩倉具視の使節一行に従って渡米留学し、明治23年、外務省に入る。以後、県知事や、公使、文相、枢密顧問官、農商務相、外相の要職を経て、第一次大戦のパリ講和会議には西園寺公と共に全権となる。のち宮相、内相を歴任し、元老的役割を果たす。その後、二・二六事件で襲われたが難を免れた。昭和24年(1949)没。八十八歳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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