出版社内容情報
特捜本部、分裂!?警視庁捜査一課の一ノ瀬拓真は、直属の上司で異動してきたばかりの係長・大城に苦手意識を抱いている。隣の係が担当する事件の「尻拭い」を一ノ瀬らに命ずる大城。芸能事務所社員が殺害された事件で、被害者へのストーカー行為を疑われていた男が、任意での聴取後に逃亡したというのだが……。
業界の闇、錯綜する思惑、捜査方針を巡る特捜本部内の対立――。果たして、悲運な者たちの鎮魂はなるか?若手刑事たちの奮闘を描く、累計60万部突破の書き下ろし警察小説シリーズ。シリーズ好評既刊:『ルーキー』『見えざる貌』『誘爆』『特捜本部』『奪還の日』
堂場 瞬一[ドウバシュンイチ]
著・文・その他
内容説明
捜査一課の一ノ瀬拓真は、異動してきたばかりの係長・大城に苦手意識を抱いている。隣の係が担当する事件の「尻拭い」を一ノ瀬らに命ずる大城。芸能事務所社員が殺害された事件で、聴取後に被疑者が逃亡したというのだが…。業界の闇、錯綜する思惑、捜査方針を巡る対立―。果たして、悲運な者たちの鎮魂はなるか?書き下ろし警察小説。
著者等紹介
堂場瞬一[ドウバシュンイチ]
1963年生まれ。茨城県出身。青山学院大学国際政治経済学部卒業。2000年秋『8年』にて第13回小説すばる新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
134
堂場さんの一之瀬刑事シリーズ最新刊です。少し間を抜かしているのでいつの間にか主人公が結婚して子供が生まれてというプライベートのこともかなりあります。今回はストーカー事件が意外な展開を見せます。また主人公が相談する相手も他のシリーズに出てくる大友だったり、Qという人物がいたりします。また上司が「永吉」というあだ名の人物だったり今後が楽しめます。2018/05/10
あすなろ
115
だめだ誤魔化せ。新しい上司はそういう。元上司は、利用して利用されれば良いじゃないか、という。捜査一課3年目、30歳の一ノ瀬刑事も大人になったなという巻。どうせ誰かが捜査一課長になるんだよ、と。果たして自分なのか?事件もなりに惹かれるがそれよりやはりこのシリーズは成長譚に惹かれる。そして、首座らぬ娘をラストに抱いた一ノ瀬刑事。まだまだ成長譚は続くのだろう。次巻をまた愉しみに待とう。2018/07/01
mmts(マミタス)
101
芸能事務所に勤務する小田彩はストーカー・高澤に殺害された。高澤は事情聴取の帰りに逃走し最終的に自殺した。高澤は悔恨ゆえに自殺か。詳しい捜査の為に一之瀬拓真、春山瑛太、若杉、宮村が集結する。不意に被害者・小田彩の不倫が発覚する。それに不倫相手は社長・田原ミノルだと発覚する。社長・田原ミノルは元有名なビジュアル系バンドマン。社長・田原ミノルの女癖は業界一だとされた。それを会長・戸澤は揉み消した。一体、被害者・小田彩を殺した真犯人は誰か。密かに犯罪被害者支援課、登場。一之瀬拓真には愛娘が生まれた。2018/09/16
ゆみねこ
78
捜査一課の一ノ瀬拓真は、隣の係の失敗の尻拭いをすることに。ストーカー殺人かと思いきや、事件は意外な方向に。新しい上司との関係に悩み、臨月の妻を気遣う一ノ瀬。彼の成長ぶりが頼もしく思えたシリーズ6作目。2018/07/09
雅
69
周りに振り回される事もあるけど、ちゃんと自分の考えを貫き通して事件を解決。ドラマとして面白いと思います2019/01/21