出版社内容情報
戦後、圧倒的な支持を受け、大きな影響力を持ちながら、急速に忘れ去られた思想家・清水幾太郎。著者は、彼の栄光も凋落もその戦略ゆえとする。「正系」知識人にラジカルに挑戦し続けた清水の戦略とは。その詳細を読み解き、現在にも通じるメディア知識人の姿を明らかにする。
序章 メディア知識人の原型
一章 インテリになりたい
二章 断たれた東大教授への道
三章 迎合・抵抗・差異化
四章 スターダムに
五章 スランプ・陶酔・幻滅
六章 アラーミストに
終章 覇権と忘却
竹内 洋[タケウチヨウ]
著・文・その他
内容説明
戦後、圧倒的な支持を受け、大きな影響力を持ちながら、急速に忘れ去られた思想家・清水幾太郎。彼を成功させ、後に凋落をもたらした「戦略」とは何だったのか。「正系」知識人に挑戦しつづけた清水のラジカリズムを丁寧に読み解き、彼がなぜあのような軌跡をたどったのか、現在にも通じるメディア知識人の姿を明らかにする。
目次
序章 メディア知識人の原型
1章 インテリになりたい
2章 断たれた東大教授への道
3章 迎合・抵抗・差異化
4章 スターダムに
5章 スランプ・陶酔・幻滅
6章 アラーミストに
終章 覇権と忘却
著者等紹介
竹内洋[タケウチヨウ]
1942年(昭和17)、東京都生まれ。京都大学教育学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程単位取得満期退学。京都大学大学院教育学研究科教授などを経て、関西大学東京センター長、関西大学名誉教授・京都大学名誉教授。歴史社会学・教育社会学専攻。96年に『日本のメリトクラシー』(東京大学出版会)で第三九回日経経済図書文化賞、2012年に『革新幻想の戦後史』(中央公論新社)で第一三回読売・吉野作造賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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