出版社内容情報
大人気「キュリー」シリーズ著者の最新作!
「さて、現場の謎を嗅ぎ解こうじゃないか!」特殊清掃員として働く桜庭潤平は、死者の放つ香りを他の匂いに変換する特殊体質になり困っていた。そんな時に出会ったのは、颯爽と白衣を翻し現場に現れたイケメン・風間由人准教授。分析フェチの彼に体質を見抜かれストーカー……助手にスカウトされた僕は、未解決の殺人現場に連れ出され!?分析フェチのイケメン助教授×死の香りをかぎ分ける青年の、新たな化学ミステリ!
内容説明
特殊清掃員として働く桜庭潤平は、死者の放つ香りを他の匂いに変換する特殊体質になり困っていた。そんな時に出会ったのは、颯爽と白衣を翻し現場に現れたイケメン准教授・風間由人。分析フェチの彼に体質を見抜かれ、強引に助手にスカウトされた潤平は、未解決の殺人現場に連れ出されることになり!?
著者等紹介
喜多喜久[キタヨシヒサ]
1979年、徳島県生まれ。東京大学大学院薬学系研究科修士課程修了。大手製薬会社の元研究員。第九回『このミステリーがすごい!』大賞にて優秀賞を受賞、2011年受賞作を加筆した『ラブ・ケミストリー』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mae.dat
239
死香を嗅ぎ取る能力を得てしまった桜庭くんの悲劇を描いた喜劇。死香から犯人究明に近づく事が出来るその代償(?)に、食べ物のニオイが受け付けなくなると言う設定。今後も同じペースだろうか?一冊に付き4品目以上ずつ苦手になって行くじゃん?あと少なくとも3冊残っておりますが( ໊๑˃̶͈⌔˂̶͈)。死香を指紋同様の証拠能力に成る様、自身の研究で確立したいとする風間さん。無駄が嫌いで、淡々としてクール。なのに最後、桜庭くんと30年契約を漕ぎ着け「やったぞー」って、かわええやん。無邪気かよ。モルモットゲットだね。2022/09/05
ダイ@2019.11.2~一時休止
118
連作短編集。探偵役は風間でしょうが探偵は出てもないのにこのタイトル?。こんな特殊体質で食べられるものが減っていって、シリーズ化したらどうなっていくんだろう?。2018/02/14
takaC
113
化学探偵風でもあるが、あんまり科学的ではない。シリーズ化されるなら追っかけるけどね。2018/07/17
ハゲおやじ
88
お気に入りの作家の新作という事で読了。長編じゃなくて4話なので ちょろちょろ読んで行く私には合っていた。特殊体質の潤平は今までに無いタイプ(性別不明の容姿って イマイチ想像出来なかったけどね)だけど 分析フェチのイケメン風間准教授とのコンビは よくある感じ(って Mr.キュリーに似てるかなぁ)。しかし、二人の関係は 微妙。もしかして、そっち系の話になるの?と不安になる。そっち系は、私はダメだから…。毎回 刑事?が変わるのは 作者が手探りなのか? 次作(出るならね)に期待してみようっと。2018/06/15
なな
75
Mr.キュリーで初めて喜多さんを知り、どハマりしたので、こちらも気になり手に取りました。期待を裏切らず、またお気に入りのシリーズが増えました。予備知識なしで読み始めたので、表紙イラストを見た時、潤平を女性だと思っていました。男性同士のバディものでBL要素はあまり感じずに楽しめました。死香により食べらないものが増えていく潤平が不憫でなりません。続編に進みます。2019/08/31
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