出版社内容情報
今日も明日も介護の日々。そして、認知症の妄想は、加速していく――まったく新しい体験的〝介護小説〟ある日、デイケア先で喚きはじめた母は、気付かぬうちに認知症を発症していた。介護のために毎日、母の元へ通い始めた息子は、一語一語逃さぬよう、母の「妄想」を聞き取り始める……。
「介護」というシビアなテーマでありながら、著者の体験を元に、なれない介護に振り回される姿が描かれ、ホッとする読後感のある作品。単行本刊行から3年、文庫版では、段々と妄想も減り、そしてついには、何も話さなくなった母・みどりさんとの日々が加筆されます。言葉無く眠り続けるベッドの脇で巡らした思いとは、そして……。
内容説明
ある日、デイケア先で喚きはじめた母は、気付かぬうちに認知症を発症していた。息子は、介護のために毎日、実家へ通い、一語一語逃さぬよう、母の「妄想」を聞き取り始めた…。生きることのおかしみやユーモアが全編に溢れる、新しい“介護小説”。母との別れを描く最終章を書き下ろしで収録。
著者等紹介
ねじめ正一[ネジメショウイチ]
1948年東京都生まれ。青山学院大学経済学部中退。父は俳人のねじめ正也。阿佐谷パールセンター商店街で「ねじめ民芸店」を営む。81年、詩集『ふ』で第三一回H氏賞を、89年、小説『高円寺純情商店街』で第一〇一回直木賞を、2008年、小説『荒地の恋』で第三回中央公論文芸賞を、09年、小説『商人』で第三回舟橋聖一文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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アツコ
桐葉
FUKUIKE
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