中公文庫
世界文明史の試み〈上〉―神話と舞踊

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122064829
  • NDC分類 209
  • Cコード C1110

出版社内容情報

いまや地球的な規模で普遍化しつつある現代文明。その始原を先史時代に探り、人類の文明史を一貫した趨勢として捉える、身体論から構想された野心的論考。

上巻目次序章 世界文明統一への趨勢/第一章 道徳と宗教の二つの源泉/第二章 自然から文明へ――身体の発展/第三章 言葉、神話、舞踊の誕生/第四章 文字の発明、国家の成立/第五章 全人類の発見――都市国家から帝国へ/第六章 西洋文明の原型の形成

内容説明

数千年を分裂のうちに閲した人類の文明は、いまや初めて地球的な規模で統一され、かつてない「世界文明」というべきものが誕生しつつある―。その始原を先史時代に遡って探り、人類の文明史を「一貫した趨勢の連続」として捉える野心的論考。

目次

序章 世界文明統一への趨勢
第1章 道徳と宗教の二つの源泉
第2章 自然から文明へ―身体の発展
第3章 言葉、神話、舞踊の誕生
第4章 文字の発明、国家の成立
第5章 全人類の発見―都市国家から帝国へ
第6章 西洋文明の原型の形成

著者等紹介

山崎正和[ヤマザキマサカズ]
1934年、京都府に生まれる。京都大学大学院美学美術史学専攻博士課程修了。関西大学教授、大阪大学教授、東亜大学学長などを歴任。劇作家・評論家。2006年、文化功労者に顕彰される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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うえ

7
「個人の尊重、その個性の重視、それらの平等な権利の保障は近代思想の中核を占めながら、これまで長らくその原理的な根拠を示されてこなかった。滑稽無糖な「天賦人権説」は広く流布してきたが、いったい人権がなぜ天賦のものとされ、能力や成果と無関係に万人に備わると考えられるべきかは、フランス革命以来、絶えて説明されてはこなかった…その理由は、近代の思想家のおおむねが観念論に傾き…無関心だったから…だがあまりにも自明のことだが、生きる権利とは身体として生きる権利であり、あるがままの身体が守られることにほかならない」2020/03/07

Yoshi

3
「する」と「ある」を基調とした文明の進化史のような話で言語や経済、芸術などがどう発展していったかを説いていて興味深く読めた。 なぜそうなったのかを「する」「ある」で説明する為、そこまですっきりするのか?という疑問はあるのだが教養としてなぜそうなったかをどうやって考えるのか、という意味合いで知っておくとよさそうだと感じた。 下へ続く。2022/10/11

takasho0315

0
三上での時間の使い方を考えてみようと思いました。2021/11/28

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