出版社内容情報
大火事ではぐれた娘捜しを依頼された紋兵衛(「捜し屋」)。花見の席で突如繰り広げられた仇討ちの謎を追う惣三郎(「花見」)。惣三郎の捕り物を手助けしてから、誰かにつけられている気がしてしかたがない左馬助(「女幽霊」)。楽しみにしていた秋祭りを前に姿を消した、手習子のお美代を捜す重兵衛(「梵鐘」)。人捜しを生業とする紋兵衛、北町奉行所の同心・河上惣三郎、三河刈屋土井家の剣士・鳴瀬左馬助、そして主人公である手習師匠の重兵衛――それぞれの視点で趣向を凝らした四編の連作が織りなす、人気シリーズ第二弾!
内容説明
手習子のお美代が消えた。楽しみにしていた秋祭りを前に自ら姿を隠すはずはないと考えた重兵衛が捜し始めると…(「梵鐘」)。人捜しを生業とする紋兵衛、北町奉行所の同心・河上惣三郎、元目付で腕利きの浪人・鳴瀬左馬助、そして主人公である手習師匠の重兵衛―それぞれの視点で趣向を凝らした四篇の連作が織りなす、人気シリーズ第二弾。
著者等紹介
鈴木英治[スズキエイジ]
1960年静岡県沼津市生まれ。明治大学経営学部卒業。99年第一回角川春樹小説賞特別賞を「駿府に吹く風」(刊行時『義元謀殺』に改題)で受賞。2012年第一回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
104
新装版 手習重兵衛「梵鐘」2巻。この巻は番外編なの?4話の短編しかも主人公重兵衛の登場は最後の4篇目、紋別兵衛さん、河上惣三郎さん、鳴瀬左馬助がそれぞれ1話、それぞれに楽しめて読了出来ましたので3巻を期待かな。 2017/03/21
klu
6
2巻目で連作ですか??ちょっと当てが外れた!2018/10/23
わたしは元気
4
読みました。2022/01/10
TM
0
宝塚図書館2023/11/21
から
0
タイトルにもなっている、すべてを終わりにする話の「梵鐘」も面白かったのですが、4篇のなかでは、人生はなかなか思い通りにいかない話の「花見」が一番印象に残りました。2023/11/06