中公文庫
私の酒―『酒』と作家たち〈2〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 241p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122063167
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C1195

内容説明

四〇年の長きに亘り、たった一人の編集者の手で刊行され続けた雑誌『酒』。「酒は暇潰しに飲むもの」と綴った吉田健一から「酒豪番付で横綱の栄誉に輝き、大満足」した青春時代を描く小池真理子まで…。同誌に寄せられた酒にまつわる名エッセイ四十九篇を収録する。

目次

酒の飲み方について(吉田健一)
ぼくの酒(田辺茂一)
飲むか・飲まれるか(里見〓(とん))
酒について(小堀杏奴)
独り酒(船山馨)
上ずみの酒(立野信之)
酒とドキドキ(江戸川乱歩)
バクダンを飲む(川上三太郎)
三日間―周東酒日記(河上徹太郎)
フランスへの郷愁(大岡昇平)〔ほか〕

著者等紹介

浦西和彦[ウラニシカズヒコ]
1964年、関西大学文学部国文科卒業、86年『日本プロレタリア文学の研究』で文学博士。関西大学名誉教授。2014年、大阪市民表彰文化功労賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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penguin-blue

17
雑誌「酒」に書かれた、錚々たる面々による酒にまつわる随筆集。とかく酒の銘柄が取り上げられ、「何を飲むか」が話題になる今と違って、人生や日々の暮らしの中で酒が近くにあり、「どう飲むか」が物書きにとって非常に大きな意味を持っていたことを感じる。酒での失敗や、酒飲みの言い訳も愉しかったり親しみを感じるけれど戦時中や近しい人の死に絡めた酒の話がやはりひときわ胸に残る。酒飲みにはいろんな意味で楽しく、また身につまされる本。2017/02/17

エヌ氏の部屋でノックの音が・・・

8
2016年11月25日 初版。大先生の名前で購入。「私と酒」であった。どっかで読んだかもしれないが忘れているので読んでいないのかもしれない。酒は飲めないので、不得意分野であるので自信がない。2017/01/05

かずぼう

3
朝に銚子に1本か2本、昼は3、4本、夜は無制限、月に4斗も呑んで、よく54歳まで生きたな~酒難への思案。面白いのは動物とアルコール~クマに焼酎呑ませて二日酔い、とさせたら、それ以来しばらく呑まなかったとか。2021/02/09

ポメット

2
酒癖がたいへんに悪くて飲み友達がいないという野坂昭如のが良かった。2020/08/23

DEE

2
自分もそうだけど、だいたいの人は年とともに一人で飲むのを好む傾向にあるみたいだ。 酒の失敗に対する言い訳みたいな文章もあるけど、さすがに作家が言うと妙な説得力がある。2016/12/26

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