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中公文庫
写楽―江戸人としての実像

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  • サイズ 文庫判/ページ数 257p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122062948
  • NDC分類 721.8
  • Cコード C1121

内容説明

寛政六年から翌年にかけて、浮世絵界に忽然と現れて消えた画号「東洲斎写楽」。その正体は誰なのか。そもそも戦後になって「誰それ説」が乱立したのはなぜなのか。江戸文学研究の立場から文献資料に残された手がかりを丁寧に考証し、写楽=阿波藩士斎藤十郎兵衛説を証明する。

目次

第1章 江戸文化における「雅」と「俗」―写楽跡追い前段
第2章 すべては『浮世絵類考』に始まる
第3章 斎藤月岑という人
第4章 『江戸方角分』の出現
第5章 『江戸方角分』と写楽
第6章 大団円
補章 もう一人の写楽斎

著者等紹介

中野三敏[ナカノミツトシ]
1935(昭和10)年福岡県に生まれ、佐賀県に育つ。早稲田大学第二文学部卒、同大学大学院文学研究科修士課程修了、文学博士。82年より九州大学文学部教授を務め、99年退官。その後、福岡大学教授を務め2006年退職。九州大学名誉教授。1998年紫綬褒章、2010年文化功労者、12年瑞宝重光章。著書に『戯作研究』(サントリー学芸賞、角川源義賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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