中公文庫<br> 本のなかの旅

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中公文庫
本のなかの旅

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  • サイズ 文庫判/ページ数 301p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122062290
  • NDC分類 019.04
  • Cコード C1195

出版社内容情報

宮本常一、吉田健一、金子光晴、大岡昇平……。旅をすることで生き、書いた人々。文学者のみならず、登山家、冒険家、釣り人達が遺した旅の記憶を読みとく18のエッセイ。

内容説明

宮本常一、吉田健一、金子光晴、開高健、ヘミングウェイ、ブルース・チャトウィン、イザベラ・バード…。なにかにつきうごかされるように、旅を重ねた十八人が遺した本から、それぞれの旅にまつわる記憶を読み解く珠玉のエッセイ集。

目次

宮本常一―歩かなければ見えないもの
内田百〓(けん)―用事がないから汽車に乗る
ブルース・チャトウィン―歩く人の神様
吉田健一―一杯の天ぷら蕎麦
開高健―永遠に、幸わせになりたかったら
ル・クレジオ―すべては結ばれている
金子光晴―「かへらないことが最善だよ」
今西錦司―そこに山があるから
アーネスト・ヘミングウェイ―川には鱒がいて
柳田國男―「なにヤとやーれ」の歌声
田部重治―そこに自由があるから
イザベラ・バード―東北へ、もっと奥地へ
中島敦―光と風の中で
大岡昇平―「留学」作家の孤独
アーネスト・サトウ―時代の空気
笹森儀助―そのとき南の島々では
菅江真澄―「北」にみいられて
R・L・スティヴンスン―至福のとき

著者等紹介

湯川豊[ユカワユタカ]
1938年新潟市生まれ。64年慶應義塾大学文学部仏文科を卒業後、文藝春秋に入社。『文學界』編集長、同社取締役を経て、退社。2003年より東海大学文学部教授、京都造形芸術大学教授を歴任。10年『須賀敦子を読む』で読売文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takao

2
ふむ2020/03/07

羽毛

2
眠る前、一章ずつ読むのがしばしの間の楽しみだった。端正な文章で、しずしずと古い本を手に取って紹介されているような感じ。まったく知らない旅の本が半分以上で、なかなかハードルの高い物もあるがいつか読んでみたいと思うし、そのためにこの本を手許に置いておきたい。「イワナの夏」が気に入って湯川氏の著作をちまちま読み進めているが、やはり「イワナの夏」が一番好きかな...と。ある年代までの人しか持ち得ない「教養」の裏付けを感じてついつい惹かれてしまうが、人に勧める気はあまりしなくもある。2016/12/09

月華

2
図書館 2016年2月発行。新刊コーナーで見かけて借りてみました。紹介されている人がかなり昔の人だという印象でした。日本人が海外にったり、外国の人が日本に来たりと内容が様々でした。1878年に一人で海外からきて旅行をした女の人がすごいと思いました。釣り好きの人、山好きの人など個性豊かな人々だと思いました。2016/06/13

go

1
旅行しながら読んだ。内容に読み応えがあり、文章がとても良いなと思った。ヘミングウェイ読みたくなった。2016/11/21

ルーク

1
☆☆☆ なかなか面白かった。紹介している旅の本が興味深く、読んでみたくなるものばかり。電車の中で読む本だったので、かなり長く持っていた。なぜか電車で読むほうが、すんなり入ってくる。2016/11/16

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