内容説明
九十七歳を超えてなお新作を発表し続ける日本画家・堀文子。画壇におさまらない自在な画風、「群れない、慣れない、頼らない」をモットーとする生き方をたどり、繊細さと大胆さ、緻密さと雄大さという二律背反をはらむ躍動的魅力の根源に迫る、渾身の評伝。巻末に堀文子との対談を付す。
目次
麹町という舞台
生い立ちと家族
関東大震災
躾
二・二六事件
奇妙な殿様
盟友・柴田安子
家出、東京大空襲、そして無一物
結婚、夫の死、柴田安子の死
運命の糸
父、母、夫
作品と人生との連鎖
流転という生き方
短く長い幕間
大磯と軽井沢
ブルーポピーからミジンコへ
堀文子的パラドックス
“極上のデザート”堀文子の言葉の花びら
著者等紹介
村松友視[ムラマツトモミ]
1940年東京生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。中央公論社勤務を経て、作家となる。92年『時代屋の女房』で直木賞を、97年『鎌倉のおばさん』で泉鏡花文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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