内容説明
一〇四歳を迎えた著者の入魂の書。主治医としてみずから看取った人びとの真贄な姿を描きながら、死を受容することの意味について深く考える。文庫化にあたり、亡き妻への追憶を初めて文章にして収めた。
目次
死を受容した十六歳の少女
三十五歳で夭折したミッチ千浦
都倉大使夫人久子さん
辻永画伯のこと
人間国宝、野沢喜左衛門さん
猿翁の最後の舞台
作曲家山田耕筰の病床録
禅学者鈴木大拙の最期
「死線を越えて」天に帰った賀川豊彦〔ほか〕
著者等紹介
日野原重明[ヒノハラシゲアキ]
1911年山口県生まれ。京都帝国大学医学部卒業後、1941年聖路加国際病院内科医となる。現在は、学校法人聖路加国際大学名誉理事長、聖路加国際病院名誉院長、一般財団法人聖路加財団名誉理事長、一般財団法人ライフ・プランニング・センター理事長など。1998年東京都名誉都民、1999年文化功労者、2005年文化勲章が授与された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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京都と医療と人権の本棚
感想・レビュー
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ちゃんみー
26
何かと辛い時には『死』について考えさせられるようなのを読んでいるような気がします。キリスト教が嫌ってわけじゃないけど、三浦綾子さんみたいに、要所要所でクリスチャンっぽいのが出てくると興醒めです。2020/03/24
なりなり
2
1983年に著者が71歳の時に発の出版された新書。新版に当たって奥様を看取った話が加えられた。 多くの患者に寄り添い看取ってきた医師でも、妻の死は、容易に口にできないほどの重さを持っていたという。その最も重い死について新刊に当たって加えたいと切に願ったという。患者に寄り添う優しい医師の姿が絵が描けれているが、著名か患者の話が多く掲載されているが、一般の方の死について飲んでみたいと思った。2024/04/25
Sada
1
淡々とでも明確にしっかりと死というものと真摯に向き合っている姿に感銘を受けました。一人一人異なる死に方だが、その人なりの息づかいさえ感じられました。奥さまの死に直面し、冷静かつ誇張もない語り口に愛の深さを追体験できました。肉体は滅んでも魂は一緒に生きているという描写には、奥深い人間の凄味を感じ、死に様は生き様だとあらためて痛感しました。2016/06/13
そらパパ
1
キリスト教色が強かったです2016/02/02
ねないこだれだ2世
0
日野原氏の信仰と医療への姿勢は大変尊敬している。でもこの本はなんか色んな有名人看取りましたって言ってるだけみたい。2015/11/17
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