中公文庫<br> 上海時代〈下〉―ジャーナリストの回想 (改版)

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中公文庫
上海時代〈下〉―ジャーナリストの回想 (改版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 476p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122061330
  • NDC分類 319.102
  • Cコード C1121

内容説明

著者がスクープした西安事件による内戦停止、そして蘆溝橋での日中軍事衝突。双方の和平工作の努力にも拘わらず戦火は拡大していく…。この歴史から読み取るべき教訓は何か。

目次

国交調整への基本方針
日中外交交渉の難航
蒋・川越会談へ
昂まる抗日運動
西安事件をスクープ
兵諫としての西安事件
命運を決した半年
蘆溝橋事件の突発
回帰不能地点へ
平和のための闘い敗る
戦線拡大と和平の努力と
日中和平工作の渦中で

著者等紹介

松本重治[マツモトシゲハル]
1899(明治32)年大阪に生まれる。1923(大正12)年東京大学法学部卒業(専攻・アメリカ政治史)。24~27(昭和2)年エール、ウィスコンシン、ジュネーヴ、ウィーンの各大学に留学。33~39年、日本新聞聯合社(聯合通信、後の同盟通信社)上海支局長、40~45年同盟通信社編集局長、同常務理事を務める。52~70年、アメリカ学会会長、52~89(平成元)年国際文化会館専務理事、同理事長。89年1月死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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BLACK無糖好き

3
1932-1938年に同盟通信社の上海支局長を務めた著者の回想記。日中関係が困難に差し掛かった時代、各界要人たちと築いた人脈を活かし、和平実現に尽力する様子が語られる。特に蒋介石、汪兆銘らを相手に繰り広げられた日本の外交交渉の顛末は大変興味深いものがある。とりわけ当時の有吉明 特命全権大使については、本書を読んでこのような優れた外交官がいたのかと、認識を新たにできた。上海の公使公邸で、あの根本博陸軍中佐を有吉公使が面罵した際のエピソードなど、軍部に対しての毅然とした態度にも惹かれました。2015/12/27

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