中公文庫<br> 華族たちの昭和史―昭和史の大河を往く〈6〉

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中公文庫
華族たちの昭和史―昭和史の大河を往く〈6〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 225p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122060647
  • NDC分類 361.81
  • Cコード C1121

内容説明

明治はじめに誕生し、敗戦後に廃止された華族という階級は、どのような存在だったのか。公家華族と勲功華族の違い、東條英機の爵位への憧れ、赤化華族事件やスキャンダル、そしてとくに影響力をもった西園寺公望、牧野伸顕、近衛文麿、木戸幸一それぞれの苦脳と選択。華族たちの軌跡を追い昭和史の空白部分をさぐる第六集。

目次

かつて日本に存在した「華族」という階級
近代日本史が凝縮した学習院初等科を訪ねて
乃木、山梨勝之進、軍人出身の歴代学習院院長たち
開戦と敗戦に立ち会った二人の枢密院議長
華族の監督者、宗秩寮総裁・木戸幸一
二・二六事件と木戸の段階的華族廃止計画案
大久保利通、牧野伸顕、吉田茂の系譜
西園寺公望と近衛文麿の暗闘
日米開戦を決定づけた昭和十六年十月十二日の荻外荘会談
「天皇機関説」排撃の先陣をきった貴族院
最後の元老・西園寺公望、坐漁荘での日々
西園寺公望と日本の政治の「死」
東條英機は爵位を欲していたか
二・二六事件と牧野伸顕の決意
牧野伸顕と女婿・吉田茂の闘い
宮中を揺るがした島津治子元女官長不敬事件
赤化華族子弟の秘密組織「ザーリア」
戦時下の貴族院―講話を説く議員たち
敗戦―華族の終焉
華族は皇室の藩屏たり得たか

著者等紹介

保阪正康[ホサカマサヤス]
1939年12月、札幌市生まれ。同志社大学文学部社会学科卒業。評論家、ノンフィクション作家。出版社勤務を経て著述活動に入る。主に近代史(特に昭和史)の事件、事象、人物に題材を求め、延べ四千人の人々に聞き書きを行い、ノンフィクション、評論、評伝などの作品のほか、社会的観点からの医学、医療に関する作品を発表している。現在、個人誌『昭和史講座』を主宰。2004年、菊池寛賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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fseigojp

11
結局華族が維新後に役割を果たしのは調整弁だったのか 西園寺公望に典型的だが2019/11/13

若黎

4
所々に参考文献が出てくるが、あ、これ持ってると思いつつ、記憶が薄い。ちゃんと理解できてないな。また読み直すか。。。 岩倉靖子さんや、吉井勇夫人のところは、柳広司さんの『ロマンス』にも使ってたな、と思い出す。2021/01/02

Toshiaki Konishi

3
皇室の藩屏として陛下が信用していたのは公家出身の華族で、大名華族や勲功華族は、皇室ではなく大日本帝国に仕えているので信用されていなかったという視点と、大東亜戦争の指導者達は勝利の暁に叙勲されることを夢見ていたのではないかという予想は納得できた。 期待された近衛公が残念な結果に終わってしまったが。 戦後皇室が存続しているのだから堂上華族だけでも残せば良かったのでは、と個人的に思う。 2015/02/10

Hiroshi

2
華族は公家・大名・勲功者からなる。岩倉具視は勲功華族に反対したが、彼の死後伊藤博文は華族令で勲功制を加えた。爵位は公・侯・伯・子・男の5つである。当初勲功華族は29家だったが、その後戦争等の度増えた。叙位は天皇の彼らへの信頼を国民に知らし召す目的で行われた。天皇は華族の中でも摂家・清華家と木戸孝允・大久保利通の子孫を信頼した。昭和期の軍事指導体制は維新の目指した国家ではない為、木戸幸一・牧野伸顕は軍部と対立し、近衞・西園寺は敗戦による天皇家消滅を避ける為に動いたが、国民の支持がないので対米戦開戦となった。2015/02/16

songbird

0
☆☆☆ 華族たちの華やかな生活が書かれているかと思いきや、主に戦前戦中に軸を置いて、軍部の対極にいる存在として華族がどのような役割を演じていったのかが書かれていた。東条英機を始めとした軍事指導者たちが爵位を欲していたということは初耳だった。2015/08/17

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