内容説明
歌舞伎の創始者として名高い、出雲のお国は「城一つ持たぬが、天下一になった」女である。しかしこの、芸能を愛する者の「永遠の恋人」は、歴史書にはわずかにしか登場しない。大きく揺れ動く時代の中でお国はどう生きたのか。丹念な取材から見えてくるのは、この上なく陽気に、健やかに傾きつづけた女の真実である。本巻では秀吉の死までを描く。
著者等紹介
有吉佐和子[アリヨシサワコ]
1931年(昭和6年)和歌山市に生まれる。東京女子大学短大英語科を卒業。在学中、『演劇界』の懸賞論文に応募して連続入選。同人雑誌『白痴群』をへて第十五次『新思潮』同人となる。文学界新人賞候補、また芥川賞候補となった「地唄」以来、次々に意欲作を発表、『華岡青洲の妻』により女流文学賞、『出雲の阿国』により芸術選奨文部大臣賞、日本文学大賞、婦人公論読者賞を受賞。小説家、劇作家、演出家として広く活躍をした。1984年8月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



