出版社内容情報
『今日を生きる』の続編エッセイ集。ダウン症の娘・悠ちゃんと共に移り住んだ山里での日々を綴る。庭でハーブを育て、料理に腕をふるい、趣味に精を出し……。真に心豊かな生活がここにある
内容説明
ダウン症の娘・悠ちゃんと夫とともに移り住んだ山里での日々を綴るエッセイ集。庭でハーブを育て、料理に腕をふるい、ステンドグラスやDIYの趣味に精を出し、夜には星空を見上げる…。弁護士や大阪市助役として都会で忙しく働いていた著者が、キャリアを中断し、子どもと向き合うことで見つけた幸せのかたち。現代の生活で忘れがちな「一日一日を丁寧に感謝して生きる」豊かさが、ここにある。
目次
第1章 食は健康の基本(ハーブティーでリフレッシュ;薬膳で夏バテに克つ ほか)
第2章 季節の行事を大切に(七夕の空に思う;雨を楽しむ ほか)
第3章 日々の生活を慈しむ(ステンドグラスとの再会;ガーデニングで庭作り ほか)
第4章 わが娘・悠へ(初々しい季節に;家族でキャンプを楽しむ ほか)
著者等紹介
大平光代[オオヒラミツヨ]
1965年、兵庫県生まれ。二九歳で司法試験に一度で合格。弁護士として活躍し、非行少年の更生に努める。2003年から05年まで大阪市助役を務めた。四〇代に入ってから仏門を目指し、中央仏教学院通信教育専修課程を卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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優希
80
普通に生活していると忘れてしまうようなことが丁寧に描かれていると思います。ダウン症の娘・悠ちゃんを抱える生活は、色々な犠牲を払って取り入れた生活。障害児との生活は大変なはずなのに、綺麗で素敵な生活をしているのに心がほっこりしました。子供と向き合っていることで生まれる幸せの形もあるのでしょうね。2015/11/09
ちいくま
1
助役までしか知らなかったので、新鮮に読めました。キレイな内容、キレイな表現、どこか絵空事のような「ステキ生活」の描写がこれでもか!と続きます、途中までは。振幅の小さい平坦な人生を生きてきた自分には、なんだかどこかフィクションのようで、感想っていってもなぁ…2014/12/26