内容説明
今から何百年かたったのち、われわれの子孫は、本書がおもな主題とした一千年紀を、人類史上の異常な激動期として認識するだろう―軍事技術の発展はやがて制御しきれない破壊力を生み、人類は怯えながら軍備を競う。下巻は戦争の産業化から二つの世界大戦と冷戦、現代の難局と未来を予測する結論まで。
目次
第7章 戦争の産業化の始まり―一八四〇~八四年(企業間の、そして国家間の軍備をめぐる競争;新しい模範、プロイセン式の戦争;全世界的な影響)
第8章 軍事・産業間の相互作用の強化―一八八四~一九一四年(イギリスの戦略的優位の崩壊;イギリスにおける軍事・産業複合体の出現;海軍軍備と経済の政治化;合理的設計と合理的経営の限界;その国際的な影響)
第9章 二十世紀の二つの世界大戦(第一次世界大戦と第二次世界大戦における勢力均衡と人口動態;第一次世界大戦における経営の変貌その一局面(一九一四~一六年)
第一次世界大戦における経営の変貌その第二局面(一九一六~一八年)
戦間期の反動、そして第二次世界大戦中の「経営された経済」への回帰)
第10章 一九四五年以来の軍備競争と指令経済の時代
著者等紹介
マクニール,ウィリアム・H.[マクニール,ウィリアムH.] [McNeill,William H.]
1917年、カナダ・ヴァンクーヴァに生まれる。シカゴ大学で歴史学を学び、1947年コーネル大学で博士号取得、同年以来、長い間シカゴ大学で歴史学を教えた。現在では引退し、コネティカット州のコールブルック在住。シカゴ大学名誉教授
高橋均[タカハシヒトシ]
1954年、東京都に生まれる。78年、東京大学教養学部国際関係論分科卒業。東京大学教養学部助手、立正大学経済学部助教授を経て、東京大学大学院総合文化研究科教授。ラテンアメリカ史・地域文化研究を専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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