中公文庫<br> 戦争の世界史〈上〉―技術と軍隊と社会

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戦争の世界史〈上〉―技術と軍隊と社会

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  • サイズ 文庫判/ページ数 477p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122058972
  • NDC分類 209
  • Cコード C1120

内容説明

人類はいかにして軍事力の強化を追求し、技術・軍事組織・人間社会の均衡はどのように変遷してきたか。各専門分野を自在に横断し、巨大な全体像を描きだす野心的世界史。上巻は古代文明における軍事技術の発達から、仏革命と英産業革命が及ぼした影響まで。

目次

第1章 古代および中世初期の戦争と社会
第2章 中国優位の時代―一〇〇〇~一五〇〇年
第3章 ヨーロッパにおける戦争というビジネス―一〇〇〇~一六〇〇年
第4章 ヨーロッパの戦争のアートの進歩―一六〇〇~一七五〇年
第5章 ヨーロッパにおける官僚化した暴力は試練のときをむかえる―一七〇〇~八九年
第6章 フランス政治革命とイギリス産業革命が軍事におよぼした影響―一七八九~一八四〇年

著者等紹介

マクニール,ウィリアム・H.[マクニール,ウィリアムH.] [McNeill,William H.]
1917年、カナダ・ヴァンクーヴァに生まれる。シカゴ大学で歴史学を学び、1947年コーネル大学で博士号取得、同年以来、長い間シカゴ大学で歴史学を教えた。現在では引退し、コネティカット州のコールブルック在住。シカゴ大学名誉教授

高橋均[タカハシヒトシ]
1954年、東京都に生まれる。78年、東京大学教養学部国際関係論分科卒業。東京大学教養学部助手、立正大学経済学部助教授を経て、東京大学大学院総合文化研究科教授。ラテンアメリカ史・地域文化研究を専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

skunk_c

67
元々中世以降の軍事史と社会史について読みたかったので、本書のバランスは適当だった。本書には例えば歴史書にほぼ必ず出てくるスパルタ陸軍とか、ローマの重装歩兵は殆ど出てこない。一方11世紀宋代の中国で製鉄が大きく発展したということなど、新たな知見も多数得られた。いわゆる近世の「軍事革命」については、明記はないがもっと長期かつ大がかりに捉えていて、革命という位置づけではない印象で納得。ところどころマルクス史学者(ひょっとしてウォーラーステインかな)に対する「敵意」を感じるのが著者の立ち位置の様子。下巻も楽しみ。2021/07/05

fseigojp

32
中国では、文官が商人と武官を抑えた。10世紀、西欧では商人は武士的性格を最初から持っていた。モンゴルはペストで人口激減し影響力を失った。印度洋はイスラム商人の天下だったが、最新の大砲を擁するポルトガル船の前では無力だった。2015/10/05

Miyoshi Hirotaka

30
技術、組織、社会は均衡を保ちながら発展。集団の大規模行動を可能にしたのは指令。聖書に登場する戦車は、指令により動く歩兵に対し、絶大な威力を発揮。しかし、安価な鉄製武器が行き渡ったことにより、戦力の独占が崩れた。近代になり、複雑化した武器を効果的に運用するには、厳しい軍律が必要になった。martinetという英単語は、これを徹底した仏軍人の氏名に由来する。市民革命や産業革命により、輸送力が戦力差として重要な要素になった。陸上輸送に依存したナポレオンは、首都を占領しながらも河川輸送を巧みに使ったロシアに大敗。2018/05/13

緋莢

17
第一章が「古代および中世初期の戦争と社会」で、この巻収録のラストの章が「フランス政治革命とイギリス産業革命が郡司におよぼした影響 一七八九~一八四〇年」。<装備と組織のすぐれた軍隊がそれほど戦争向けによく組織されていない社会と接触するときには、そういう軍隊は疾病経験の豊かな社会が飼い慣らしている病原菌とまさに同じ作用をする。>というのが序言に出てきて、序言冒頭に <この本は、前に出した『疫病と世界史』の姉妹編のつもりである>と書かれており、納得 (『疾病の世界史』も読まないと)(続く2023/10/16

ロッキーのパパ

16
ジャレド・ダイアモンドの『銃・病原菌・鉄』はユーラシア大陸の優位性を説明したが、この本はさらに絞って西欧の優位性を軍事と経済の観点から語っている。宋代の中国は世界トップレベルにあったことはよく知られているが、なぜ継続的に発展できなかったのか、そして優位性が西欧に移ったのかが良く分かった。『世界史』同様タイムスパンの長い視点に加え、軍事的な要素の説明も有り下巻も楽しみ。2014/09/09

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