出版社内容情報
和田誠氏との結婚、出産の驚きと喜び、子育ての悲喜こもごも。おなじみレミさんによる、読めばしあわせになる無類に楽しいエッセイ集
内容説明
できた!産まれた!さあ、子育てのはじまり!レミさんが新品のママになったときのことを、よろこびも戸惑いもつつみ隠さず、明るく語る。いつだって周りの人をしあわせにしてしまうレミさんの魔法で、この小さな本ははちきれそう。『ド・レミの歌』に、その後の子育てについて綴った続篇を加えた新編集版。巻末に和田唱「全てのお母さんに」を収録。
目次
1(げんこつやまのたぬきさん;パダム・パダム;こんにちは赤ちゃん;ばら色の人生;セ・シ・ボン ほか)
2(日々につくチエ;のんびりが一番;結局、親育てなのだ;お守り;原っぱが大好き ほか)
著者等紹介
平野レミ[ヒラノレミ]
東京生まれ。シャンソン歌手。父は仏文学者平野威馬雄氏。イラストレーター和田誠氏と結婚後、雑誌に創作料理を発表。主婦として家庭料理を作り続けた経験を活かし、“シェフ料理”ではなく、“シュフ料理”をモットーに、テレビ、雑誌などを通じて数々のアイデア料理を発信。元気印の講演会のほか、特産物を使った料理で全国の村おこしなどにも参加し好評を得る。また、レミパンなどのキッチン道具の開発もてがける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ばんだねいっぺい
30
レミさんの顔が浮かんでくる抱腹絶倒の名に恥じない素晴らしい子育てエッセイ。何度、吹き出したことか。夫である和田さんの寸鉄人をさすような短いことばにも凄みを感じた。宝物のような文庫本。2020/08/10
退院した雨巫女。
25
《私-図書館》まさか平野威馬雄さんのお嬢さんとは、思いませんでした。ご主人は、和田誠さんだし、凄い一族なあ。出産も子育ても、大変だけど、とても楽しそう。大きくなってんでしょうね。近況知りたい。(笑)2013/12/25
葉子
15
平野レミさんははちゃめちゃに元気でマシンガントーク、栗原はるみさんの対極にいる人というイメージだったけどなんていい文章を書くんだろう!レミ節も現在なんだけど、なんというかじんわりとした余韻を残す文章。長男の唱さんの子育て記録なのだけど、クルクル回るものが大好きなところとかうちの子と全く一緒でビックリ。子どもの立場だと大変なこともあるだろうけど、こんな面白い温かいお母さん、いいな。2024/05/25
koke
13
出産・育児エッセイ。たぶん一番強烈なのは著者だが、著者の目から見た夫や父の挙動が面白かった。わが子の言葉のセンスに本気で感動している夫、ツバをひっかけられても孫がかわいい父。考えさせられたのは、子どもにとっていい環境とは何なのか。コンクリートジャングルや限界集落ではなさそうだか、その間のどこなのか。いずれにしても家に閉じ込めておくのは確かによくない。動物だって狭いところに閉じ込められたら変になる。2023/07/18
モルテン
9
平野レミさんの妊娠・出産・子育てエッセイ。否応なしに押し寄せる体の変化・環境の変化の中でもマイペースを崩さないレミさんに安心したり、かと思えば、子育ての中で誰もが経験する「これでいいのかしら」の不安や悩みを率直につづっていて「頑張れ」と応援したくなったり。子育て記録に登場する可愛い「チョウ(唱)くん」が巻末で解説を書いているのもグッときた。2020/10/07