中公文庫
リンカーン〈中〉南北戦争

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  • サイズ 文庫判/ページ数 460p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122057647
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C1122

内容説明

奴隷制を支持する南部諸州が連邦からの脱退を表明、リンカーンが大統領に就任すると、南部連合軍が要塞を襲撃、南北戦争が勃発する。戦線が膠着する中、総司令官の更迭、三男ウィリーの死など苦境に陥るが、奴隷解放について具体的な方策に取り組む。激戦の中、混迷する政局や各閣僚の家庭の微妙な心情までをも、第一次史料から活写する。

目次

第9章 その人は自分の名前をご存知だ
第10章 徹底したクロスワードパズル
第11章 今や私は公的財産である
第12章 神秘的な記憶の琴線―一八六一年春
第13章 先鞭をつけた―一八六一年夏
第14章 犠牲になるのはご免だ―一八六一年秋
第15章 ぼうやが逝ってしまった―一八六二年冬
第16章 彼はまんまと敵の術中に陥った―一八六二年春
第17章 われわれは深みに嵌まっている―一八六二年夏
第18章 私は言葉を発した―1862年秋

著者等紹介

グッドウィン,ドリス・カーンズ[グッドウィン,ドリスカーンズ][Goodwin,Doris Kearns]
ニューヨーク・ブルックリン生まれ。コルビー大学卒業後、ウッドロウ・ウィルソン・フェローシップを獲得してハーバード大学で行政学を学び、博士号を取得。当時のリンドン・ジョンソン大統領に招かれ補佐官となる。その後、ハーバード大学教授としてアメリカの大統領制を教える。代表作にピュリツァー賞を受賞したNo Ordinary Time

平岡緑[ヒラオカミドリ]
福岡県に生まれる。上智大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Jack Amano

3
リンカーンについては、有名なゲティスバーグの演説・奴隷解放、そして暗殺されたことくらいしか知らなかった。彼が歴代最高の大統領と言われる理由が分かる。 さて、最終第三巻へ。2023/11/23

シロスケ

2
南北戦争始まりました。凄く死傷者が多かったというのは、この本読むまで知りませんでした。もっとちゃんと歴史学んでおけば良かったと思うこの頃。さて最終巻へ!2014/02/09

大竹 粋

1
日本が明治維新を迎えるほんの少し前に、新大陸では同じ民族同士がものすごい殺戮を繰り返していた。ペリーがその頃にやってきている、彼らのエネルギー、外に向かう力、勝とうと思う気持ちの強さ、原点の一部がつまっていたように思えた。等身大のリンカーンたちのチームとしての強さ、危うさ、ギリギリの知恵、現代のビジネスが甘い戦いに思えてします。 さて、ラスト下巻に挑む。2013/07/03

うーちゃん

1
南北戦争での戦死者は、その後、イラク戦争までの米国人の戦死者の合計を上回ことにまずは驚いた。激戦だとは知っていたが、首都ワシントンDCが南軍に侵攻される危険が幾度となくあったという事実にもびっくり。中巻の主役は私的にはマクラレン将軍。十分な兵士をあてがわれていながら、消耗を惜しんでなかなか腰を上げない。しかも、リンカーンをはじめ閣僚たちを端から馬鹿にしている。それでもなかなか堪忍袋の緒を切らさないリンカーンって、とてつもない忍耐力だ。やはり苦労を重ねないと偉大な人物にはなれないのだなあと、つくづく感じた。2013/04/24

mdsch23

1
中巻はリンカーン大統領就任前後から事実上の開戦、奴隷解放宣言の起草と連邦軍と政府の混乱まで描かれる。まだ1862年というページ配分が意外な感じがします。リンカーンの奴隷制反対ながらアフリカ系アメリカ人という概念をまだ持っていなかったのは大変興味深い史実です。映画はどう描くのだろうか。2013/04/13

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