内容説明
強姦や殺人を繰り返し、その動画を公開して狂喜する者が集うネットゲーム“フレンジーフェロウズ”。影野竜司はゲーム主宰者を突き止めるべく動き出すが、高度な戦闘技術を持った元自衛官らが襲いかかる。ゲーム内で竜司に賞金が懸けられたのだ。姿なき主宰者の目的は、復讐か、快楽か、それとも…。常軌を逸した凶人の群れに竜司が挑む。
著者等紹介
矢月秀作[ヤズキシュウサク]
1964年兵庫県生まれ。種々の職業に従業する傍ら、一般書を執筆。文芸誌編集を機に、小説へ転向。ハードアクションを中心に、官能、サスペンス等の作品も発表し、劇画原作、ゲームノベライズ、アニメ脚本等、多岐に亘る創作分野で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
62
この巻ではうって変わってネット犯罪のことがかなり詳しく出てきています。最近の動向を踏まえたのでしょうが、どうもすっきりしない感じがします。前の巻などでは犯人の潔さなどが出てきますがここの犯人は、最後までしらを切りとうそうとしたり教授や父親に泣き付いたりとかみっともない犯人像で読後もあまりすっきりしませんでした。2015/05/10
chikara
57
久々の『もぐら』。生意気な感想ですが、巻を重ねる毎に、描写と展開が上手になってきている。ここまで来たら全部読もう。 サユミさん生きて次回作に登場するでしょう。2014/05/22
きさらぎ
40
このシリーズの犯人たちは人を殺すのに躊躇がない。犯人を追い詰めたはずの警官が次の瞬間にはあっさり殺される場面がたくさんある。娯楽小説とはいえ、みんなツメが甘すぎる。今回はサイバー犯罪ということで少し毛色が違うような印象を受けたが、やはり面白くて一気読み。 ”絶入”とか”絶息”とか、聞き慣れない言葉が多く、なぜかツボに入ってしまった。2015/04/25
ハゲおやじ
31
読んでしまった。相変わらずのテンポ良さと無敵の竜司に、私でも早いペースで読了。気が付くと4作目だった。今回はネット世界の住人が犯罪に駆り立てられるって内容で、集団で女性へ犯行を行う描写に読んでいて気分が悪くなった。小説の中だけの話にして欲しいと思う。益尾の成長に救われたが、桐生の様な奴は もっと痛めつけてやれば良いのに… こういう考えが良くないんだよね(反省)。今回の終わり方は、次に尾を引く形で気になってしまう。(紗由美がんばれ!って感じ)さて、次はどうしようか。もう少し ホッとする感じの本でも読もうか?2016/09/26
佳乃
27
今回はネットに巣食う狂気。煽るだけ煽って傍観していること自体許せない。それにしても、個人情報がネット内で飛び交う時代なんですね・・・怖い。もぐら、また大切な人を失うのかな?紗由美、頑張れ。2015/02/26
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