中公文庫<br> 流転の王妃の昭和史

個数:
電子版価格
¥1,100
  • 電書あり

中公文庫
流転の王妃の昭和史

  • ウェブストアに6冊在庫がございます。(2024年04月17日 07時03分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 323p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122056596
  • NDC分類 916
  • Cコード C1123

内容説明

軍部の政略から満州国皇帝弟の溥傑に嫁ぐも、終戦後は夫と離ればなれになり次女を連れて混乱する大陸を流浪。帰国してからは物資不足の苦しい生活、そして長女の死…日中のかけはしとして、激動の人生を生きぬいた、ひとりの女性の自伝的昭和史。

目次

プロローグ 七十歳の誕生パーティ
第1章 日満親善の美名の陰に
第2章 満州国での新生活
第3章 平安と戦火の狭間
第4章 終戦・満州国崩壊
第5章 流転の日々
第6章 母子三人の戦後
第7章 慧生・天城山に死す
第8章 再び夫の許に
エピローグ 紅葉の奥嵯峨・二尊院

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

金吾

37
◎一人の女性を通じて激動の昭和の一面がみられます。品のある語り口ながら厳しい中を生き抜かれたことが伝わりました。関東軍の横暴ぶり、終戦後の流転、天城山の悲劇、再会、周恩来の配慮が印象に残りました。2023/01/16

崩紫サロメ

26
清朝最後の皇帝の弟・溥傑に嫁いだ日本人華族の自伝。随分昔に読んだが、改めて読み返すと胸が痛むことが多かった。満州国の崩壊を彼女は満州で迎えるのだが、そのときの日本政府の無責任さ、親族を売り渡して生き残ろうとする義弟(この息子がまた文革でも皇帝一家に自己批判を強いる)、戦争の時代が終わっても、長女慧生につきまとい無理心中を遂げる男。どこを読んでも人間の愚かさや弱さに満ちていて、その中で強く温かく生き続けた著者夫妻には敬意を覚える。2020/06/27

mm

23
嵯峨侯爵のお嬢様が、満州国皇帝溥儀の弟君溥傑に、関東軍の思惑で嫁ぐ事になる。幸い溥傑氏は好人物で、浩さんは夫との深い信頼関係で結ばれ、満州国へ渡る。しかし、敗戦、夫と離れての大陸を流浪、帰国、長女の死、中国への帰国、夫との再会、文革と苦労のエンドレス。お嬢様はダテではない。胆力、気力、人望、人脈、勘、知性と教養ナドナド身につけた財産で人生の荒波をくぐり抜ける。しかし、日本人であり満州人であり、中国人であり、宮家に近いとなれば、戦後の混乱期ではどっちを向いても敵になりそうな情勢の中、ホントよく生き延びた。2016/09/16

うさみみ

13
面白かった。 時代に翻弄された女性の話。 政略結婚だけど、溥傑さんが良い男性でホント良かった。 これが、実際にあった話なのだから怖い。2020/10/06

mimi

12
横暴で卑怯で愚かな関東軍。老後の夫婦の生活が穏やかな幸せに包まれていて素敵だった。2015/04/06

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/5052868
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。