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中公文庫
日露外交秘話 (増補版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 405p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122056060
  • NDC分類 319.103
  • Cコード C1121

内容説明

エリツィン時代のロシアは、自由、民主、市場経済への意欲に溢れていた。橋本龍太郎政権は、北方領土交渉を終結させ、ともに新しい世界をめざそうと提案した。そして橋本・エリツィン・オペレーションが始まる。北方領土が日本に一番近づいた日々―。著者はそれを自らアレンジした歴史の証人である。

目次

第1章 クラスノヤルスク会談とその前後
第2章 川奈会談とその前後
第3章 九八年十一月、小渕総理公式訪露
第4章 外務省入省とロシア語の選択
第5章 モスクワと北京に勤めて
第6章 本省ソ連課長時代
第7章 モスクワ公使時代
第8章 本省審議官、局長時代
第9章 外務審議官時代
第10章 大使時代
第11章 帰国発令から帰国まで

著者等紹介

丹波實[タンバミノル]
1938(昭和13)年、旧樺太に生まれ北海道札幌で育つ。東京大学法学部卒業。62年、外務省入省。ハーバード大学でロシア語、ロシア政治学の研修を終え駐ソ大使館に勤務。ソ連課長、保安課長、国連局長、条約局長、駐サウジアラビア大使、外務審議官、駐ロシア大使などを歴任。一貫してソ連・ロシア問題に携わってきたが、米中ロ三大国の大使館に勤務した経験がある。2002(平成14)年退職し、2010年まで日本エネルギー経済研究所顧問を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

feodor

3
橋本首相とエリツィン大統領との間で交わされたクラスノヤルスク合意からの日ロ交渉を描いた外交官によるドキュメント。ただ、時系列が行ったり来たりする面があり、もう少し構成が整っていたら読みやすいのにな……という気もする。ソ連という国の社会主義がどのようなものだったのかをわかりやすく示している部分がよくはあった。増補での、現代のプーチン政権に対する分析、というのもおもしろかった。筆者はロシア・スクールの代表格で、どうもネットをちらほら見ると鈴木宗男事件の中で一掃された側にいるらしい。2012/10/27

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