中公文庫
もっと塩味を!―ミシュランに賭けた女の人生

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  • サイズ 文庫判/ページ数 269p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122055308
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C1193

内容説明

天性の舌を持ち、美味しいものを愛する美佐子は、和歌山の裕福な家庭の主婦だった。ある日、夫と出かけた先で、当時まだ珍しかった本格的なフランス料理に出逢う。その官能的な味わいに魅了された美佐子は、ついには家庭を捨て、東京に飛び出すが…。ミシュランの星獲得の夢に生き、恋に生きた一人の女性を鮮烈に描く長編小説。

著者等紹介

林真理子[ハヤシマリコ]
1954年山梨県生まれ。日本大学芸術学部卒。82年『ルンルンを買っておうちに帰ろう』がベストセラーとなる。85年「最終便に間に合えば」「京都まで」で直木賞、95年『白蓮れんれん』で柴田錬三郎賞、98年『みんなの秘密』で吉川英治文学賞受賞。現代作品の他、古典に材をとった作品も多数ある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Lara

96
バブル絶頂期、和歌山県のレストランオーナー女将が、フレンチレストランで東京進出を目指した。東京で成功し、パリにも出店、大成功を収める。方や、旦那さんと別れ新たな結婚相手も、別の女性との間に子供が出来た。パリでも、三浦半島でも、大成功を収めた、モデルになる実際の女将さんが、いらっしゃるようです。それにしても、凄まじい勢いで、レストラン業務も、恋愛もこなして来られたことでしょうか❗️好きなことをし続けることは、なかなか難しいことなんですがね。なぜ「もっと塩味を」の題名になったか、良く判らず。2022/12/28

ケロコ

28
【図書館】久し振りの林真理子。実在の女性をモチーフにして書かれたというフィクションだ。実在のモデルである吉野さんは吉田修一のエッセイのなかではもっと素敵な女性だったのにと思うととても残念。とても、残念。2016/06/22

はる

18
ああ、今日もメロドラマを1本見たっていう感想。笑笑 いつもの恋愛ドロドロ、素敵な仕事系女子の話だったけど最後の展開に驚き。最後少しスッキリした。2019/11/26

miya

18
とにかく気に入らない。 不倫して子供を捨てて次の男の元に走り、新しい夫と共にパリにまで渡りミシュランの星獲得を目指す。星獲得の報せと共に夫からは離婚を突きつけられ、自身の身体は病魔に犯され余命僅か。愛人に子供が出来たから跡継ぎが欲しいって詰め寄る男も最低。 人の人生を振り回してまで自分の幸福を選択するような人の話には心が動きませんでした。モデルがいたらしいですが、人としての生き方は美しくありません。辛口ですが、表題が「もっと塩味を!」だったので悪しからず…2015/08/26

ゆにこ

17
フランス料理が猛烈に食べたくなりましたw唇は、愛を受け取り、美味しいものを食べ、素敵な言葉を生みだす場所。私もそんな人生を送りたい。2013/05/28

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