内容説明
なぜ男は浮気するのか?なぜ女は男の浮気を許せないのか?なぜ男はリードしたがるのか?なぜ女は受け身であろうとするのか?セックスは人間を解放してくれるのか…?幅広い世代からの取材を元に、男女のセックスに対する深くて広い意識の差を炙り出し、真の悦びに至る道を模索する。
目次
第1章 愛情―セックスで愛情は計れるのか?(男女それぞれがセックスに求めるもの;男にとっての「風俗」とは? ほか)
第2章 嫉妬―ペニスが女を狂わせる?(ジェラシーの真実;「阿部定事件」に見る女の嫉妬 ほか)
第3章 葛藤―セックスは男がリードするもの?(相手のシグナルを読めない男たち;男と女は「暗黙の了解」が大切 ほか)
第4章 自由―カップル間で、自由はどこまで許されるか(自由と責任のはざまで;複数愛は男の専売特許? ほか)
第5章 解放―心を解き放つとき(セックス観を見直すきっかけ;失恋が人生を変えた ほか)
著者等紹介
亀山早苗[カメヤマサナエ]
1960年、東京生まれ。明治大学文学部卒業後、フリーライターに。女性の生き方をテーマに、恋愛、結婚、性の問題に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ころにゃん
9
セックスをめぐる5つの心理(愛情、嫉妬、葛藤、自由、解放) 肉体の快楽を求め、配偶者で満たされないならば、それを他の人に求めていい。相手に、生活も性もすべてを要求するのは無理なので、罪悪感など感じることはない。という著者の主張がまっすぐに貫かれている。 2013/08/20
団塊シニア
9
本書はセックスをめぐる5つの心理を幅広い世代からの取材をもとに男女のセックスに対する意識のちがいを炙りだしてる。第3章葛藤のなかの「勃起、挿入、射精という男主義のセックスをもっと変えていきたいという女たちは多い」という筆者のコメントは興味深い。2012/07/03
makimakimasa
7
上司と5年不倫した嫉妬深い女性が、上司の妻の重病を機に別れた話で、「奥さんが元気でいてくれないと、嫉妬も出来ない」というのに、そういう感情もあるのかと知った。「男女の行動やセックスの有り様を、本能やDNAで片付けてしまっていいのか」「自由を全うするためには、強靭な精神力と、自分の行動に対する厳格な責任感が必要」「人を好きになる気持ちに、他人が善悪の判断を付ける事がおかしい」「心を開かない相手とセックスしても、楽しいはずはない」。同じタイミングで読んだ代々木忠『人生を変えるセックス』より考察が深くて好き。2024/08/13
のりぞう
3
日本では秘め事としてオープンに語られることのないセックスを5つのテーマ「愛情、嫉妬、葛藤、自由、解放」を切り口に、著者の体験のみならぬ、いろいろな方の体験談をもとに語られていて、大変面白かったです。筆者に共感する部分も多かったのも、読後のすっきり感の要因かな?!さあ、私もダイエットして再デビューって少し前から思っているのに、まだ実現せず・・・という状況を打破する一歩になれば!!と期待。2011/05/26
Arnold
2
大変参考になりました。著者に賛成です。性に真正面から向かい合う良書です。2018/12/21