中公文庫
向田邦子名作読本

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 339p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784122054417
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C1195

内容説明

濃厚な女の「生」と「性」を、細やかな台詞や緻密な描写で描き続けた脚本家であり、短編小説の名手であった向田邦子。没してもなお色あせぬ魅力とは何か。彼女が遺した10本のテレビドラマ、小説を読んだ若者たちの感想、リメイク映画の成果、そして女優・桃井かおりの貴重な証言をもとに探る。

目次

第1部 “向田ドラマ”を読み解く(森繁久彌の演じた“父”たち―『森繁の重役読本』『だいこんの花』;寺内貫太郎はなぜ怒る?―『寺内貫太郎一家』;男たちが幻視する“聖家族”―『冬の運動会』『カンガルーの反乱』;後妻にとっての“先妻”の影―『せい子宙太郎』『家族熱』;四姉妹の“悲喜劇”―『阿修羅のごとく』 ほか)
第2部 向田邦子は新しい(“平成の若者”と読む「犬小屋」;「かわうそ」再考;松田優作との出会い―“団欒”への渇き;映画化の課題―『あ・うん』『阿修羅のごとく』について)
語り下ろし対談×桃井かおり―「女は、体で感じていて“やってしまう”」

著者等紹介

小林竜雄[コバヤシタツオ]
脚本家、文芸評論家。1952年(昭和27)、東京生まれ。早稲田大学卒業。78年、脚本『もっとしなやかに、もっとしたたかに』が第四回城戸賞準入賞を受賞し、翌年映画化される。主な映画作品に『もう頬づえはつかない』『天使を誘惑』などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ツキノ

11
2011年2月発行。巻末に語り下ろし 桃井かおりロング・インタビュー。「向田ドラマ最後のヒロイン」。平成22年11月4日東京都内にて。2024/09/22

すねいぷー

0
山口瞳さんの著書に向田邦子さんが登場していたので興味を持ち読んでみた。彼女の作品「阿修羅のごとく」は子供のころにテレビから流れてくるそのテーマ曲のイメージが今でも強烈に残っている。何だか不気味で怖かった。 向田さん、美しく才能あふれる自立した魅力的な女性。山口瞳さんが惹かれたのも大いに納得です。2023/05/31

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/2884666
  • ご注意事項

最近チェックした商品