内容説明
独立した文芸に高められた俳諧が松尾芭蕉という才能を得て、十七文字の中に小宇宙を創造するまで。
目次
序 近世の日本文学
1 俳諧の連歌の登場
2 松永貞徳と初期の俳諧
3 談林俳諧
4 蕉風への移行
5 松尾芭蕉
6 芭蕉の門人
7 仮名草子
著者等紹介
キーン,ドナルド[キーン,ドナルド][Keene,Donald]
1922年ニューヨーク生まれ。コロンビア大学、同大学院、ケンブリッジ大学を経て、53年に京都大学大学院に留学。現在、コロンビア大学名誉教授、アメリカ・アカデミー会員、日本学士院客員。文化功労者。勲二等旭日重光章受章。菊池寛賞、読売文学賞、毎日出版文化賞など、受賞多数。2008年文化勲章受章
徳岡孝夫[トクオカタカオ]
1930年(昭和5)大阪に生まれる。京都大学文学部英文科卒業。米シラキュース大学大学院留学。毎日新聞記者。『五衰の人‐三島由紀夫私記』で第10回新潮学芸賞受賞。その翻訳活動により第34回菊池寛賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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