中公文庫<br> 辺境の食卓 (改版)

中公文庫
辺境の食卓 (改版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 252p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122053892
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C1195

内容説明

ルバーブのジャム、山気のこもったワラビ、庭鳥のロースト…雪国・信州の厳しい自然に囲まれた教会で、愉快な牧師さまが額に汗してしつらえる極上の山の食卓。自然と共存すべき人間のありようを伝え、四季の喜びをうたう骨太な食道楽日記。

目次

辺境への道案内
辺境の食卓(香り;色;味 ほか)
軽井沢にて―カナダ的視野(一九七二年十月~一九七三年一月(1~4))
野尻湖から(一九七三年六月~十二月(1~8)
一九七四年一月~十二月(9~20)
一九七五年一月~十二月(21~32) ほか)

著者等紹介

太田愛人[オオタアイト]
1928年、盛岡市に生まれる。東京神学大学大学院修士課程修了。日本キリスト教団大町教会牧師、柏原信濃村伝道所牧師を経て、横浜上星川教会牧師。月刊通信誌「辺境通信」発行人。著書に『羊飼の食卓』(第二八回日本エッセイストクラブ賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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shikada

21
1970年代、信州の厳しい自然のなかで暮らした牧師の記録。タイトルが示す通り、テーマは「食卓」。野菜を育てて魚を釣って山菜をとって、調理して食す。自分にとって、食料は作るものではなくて、金銭と交換して入手するものだ。食料を自前で調達するのは大変なことだけれど、著者はそれを実践して、食料の生まれる上流の工程を知っていると感じた。「ジャムを作るのは、ジャムの佳い匂いを家に漂わせるのが目的で、ジャムじたいは匂いの形見に過ぎない」という一節が気に入っている。2020/02/02

Gen Kato

2
「魚屋でおろしてもらう女は旨いものを語る資格はない」…44年前の文章。古き良きを懐かしむのもいいけれど、時代はいい方に変わっていると信じたくなるね。2018/10/27

Akira Kawaguchi

1
信濃町にある教会の二代目宣教師として着任した筆者の北国での美しくも逞しい日々の暮らしを綴ったエッセイ。 同じ町に暮らすものとして目指したい暮らし

たかっち

1
山菜取りなんかのくだりを読むと胸が痛む…フクイチ後は全て変わってしまった。2014/01/28

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